第三幕その六
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オクタヴィアンが一人声をあげる。ゾフィーがやって来たのだ。
「お父様」
「どうして御前がここに」
「お父様が呼んだのではないのですか?」
娘は思わぬ本当の娘の登場に目を丸くさせる父に対して言葉を返した。
「それで私も参上したのですが」
「!?呼んでいないが。だが丁度いい時に来た」
顔を顰めさせて娘に告げる。
「いいタイミングですか」
「そうだ。見よ」
「パパ!パパ!」
「知らないと言っている!」
「ですが証明することはできませんね」
「その子供達が何よりの証拠ですよ」
子供達と実は役者達に囲まれて右往左往している男爵を忌々しげな目で見ながら語るのであった。
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