第三幕その五
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れてしまった。これはオクタヴィアンも彼の周りにいる者達も同じだったが声には出さなかっただけである。
「ソフィア=アンナ=バルバラ」
「むむっ」
警部はその名を聞いてわざと身構えてみた。これもまた演技だ。
「フォン=ファニナル閣下の御令嬢だぞ」
「その方が何故メイドの格好を?」
「ま、まあそれはそれで」
警部に突っ込まれてしどろもどろになる。だがそれでも言い繕うとする。
「色々と事情があってな」
「事情ですか」
「左様。そういうことだからな」
この場を強引に終わらせようとすると。そこにそのファニナルがやって来たのだった。これも全てオクタヴィアンの策略であるのだが。
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