暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編コラボ(ツインズ&???)
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。開始と同時に地を蹴り、ほぼ中央でぶつかり合う。リンの初手はいつも通り右手に持った剣による突き。その突きの速度は並みのプレーヤーなら見ることも叶わぬスピード。ポリゴンすらブレた。だが、キリトもまた尋常ではない反応速度を見せる。突きに対して体を横へ反らす。そしてそのまま体を回転させ、左手の剣でリンを斬ろうとする。その剣はリンが振り下ろした剣とぶつかり火花を散らした。が、筋力値で優るキリトに徐々に押されるリン

「はっ!!」

「っ!!」

わざと体勢を崩し下がったリン。そして、できた間に走り込んで来たのはリョウコウ。走るスピードをそのままに横殴りにキリトを斬ろうとする

「だぁぁぁ!!」

だが、そこには同じく走り込んで来たエギルが横振りに斧を出す

「ちょっ!?」

そのコースはキリトに直撃するコースだ。もちろん、キリトを信じての行動なのだが

キリトはとっさに地面に伏せる。その上ではエギルの斧とリョウコウの薙刀がぶつかり合う膨大な衝撃音を発生させる

筋力極振りかつレベルで優るリョウコウにエギルが拮抗できるわけがない

だが一瞬止めることはできる。その隙にキリトが足をはねあげた。この試合初のソードスキル、単発体術技"サマーソルト・キック"下から蹴りあげる技だ。それが下からリョウコウのクリティカルポイント(まあ、男にはわかるだろう)を狙う

「チィ……」

リョウコウは冷裂に入れる力を抜くと後ろへ跳ぶ。キリトの蹴りはリョウコウには当たらなかったがキリトはその反動を利用して立ち上がった

「なかなかやるな!」

「そっちこそ!」

「だが……爪が甘いぞ、キリト!!」

「っ!?キリト!!」

エギルが気付いたときにはもう遅かった。キリトはわかっていなかったのだ。これは一対一の戦いではなかった、ということを。リョウコウに集中するあまりリンの姿(・・・)を途中から見ていなかったということを

キリトの顔にさっと影が差す。はっとしたキリトが上を見たときにはもう二本の剣が目の前に迫っていた

「ぐっ……」

そこから反応できたキリトは凄いの一言だろう。メタ発言になるが、銀の烏と戦ったとき彼の最強の武器、超高高度からの急降下蹴りのダメージを最小限に抑えたのもうなずける。だが、銀の烏の攻撃は爪先一点の点による攻撃だったが、リンの攻撃は二本の剣による面での攻撃だ。結果一本目の剣は弾いたものの二本目の剣はもろに食らってしまう

「だぁぁぁ!!」

衝撃で再び地面に倒れたキリトに、ここで決めるとばかりにリンはソードスキルを発動。選択した技は片手剣単発重剣技"ヴォーパル・ストライク"

「させるかぁぁ!!」

そうはさせまいとエギルがその斧で迎撃する。が、いくら筋力重視のエギルとはいえ
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