暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編コラボ(ツインズ&???)
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参加人数16人8組

「……案外少ないな」

トーナメントの組み合わせを見てリンはつぶやいた

「まあ、ほとんどが攻略組だしな。なかなか下の方から上がってくるやつなんていないさ」

リンの呟きにリョウコウがこたえる

「それで最初の相手は誰だ?」

「それがな……」

リンが聞いた瞬間口籠もるリョウコウ

「……どうした?」

「いきなりキリトたちと、だ」

そのリョウコウの言葉はリンを固まらせるのに足る破壊力を持っていた

「……はぁ?」

ようやく絞りだしたその声は困惑と、そして喜びが混じっていた

攻略組で最強といえばヒースクリフなのだが、そのヒースクリフに負けずとも劣らない存在感を持つキリトだ。いきなりこの強敵とあたれるのは幸運か、または災難か。ちなみに二人の脳内にはエギルという存在はもはやなかった

「まっ、なんとかなるさ」

「はぁ……キリトとの戦いは決勝でやりたかったな……」

本命とは決勝で当たりたい。まあ、誰でもそう思うだろう

「まもなく、一回戦です。えっと、一回戦は"黒の剣士"キリトとエギルペア対"ジン"リョウコウとリンの戦いです」

観客がこの好カードにわーっと沸くが実際に戦うメンバーの顔は浮かない

「……なんで二つ名まで言うんだ?」

顔をしかめるリョウコウと苦笑いのリン

「まあ、俺は二つ名が無いからどうでもいいが」

「他人事だと思いやがって……」

恨めしげな眼てリョウコウはリンを見る

「ほら、行こうぜ。あちらさんもお待ちかねだ」

リングではキリトとエギルが武器を持って立っているのが見える。リンはリョウコウの肩をたたくとリングへ向かって歩きだした









「いきなり兄貴たちとか……」

「まあ、楽しくやろうぜ」

青龍偃月刀……固有名、冷裂を手首を使ってくるくるまわして笑った。長身のリョウコウを越える長さの巨大な黄金の龍の彫刻の様なものが刃に描かれた薙刀を軽々振り回すのはかなりの威圧感がある。威圧感といえば隣のリンも負けてはいない。二刀流がばれてしまった今、彼の本気を縛るもの等存在しないのだから

片方の剣は前に突き出し、もう片方の剣は肩に担いだその構えは巨大な存在感を放っていた

やがてリョウコウも薙刀を振り回すのを止め、肩に担ぐ

キリトとエギルも腰を落とし、リンとリョウコウ……敵を見据えた。その顔には威圧された感じはなくむしろ楽しくて仕方がないという顔をしていた

「では、一回戦……リン、リョウコウ対キリト、エギル。開始!」

アスナの声により戦いの火蓋は切って落とされた

「ふっ!!」

「だぁ!!」

やはりというかまず前に出たのはキリトとリン
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