第一幕その二
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に今」
部屋の向こうから物音が聞こえたのだ。
「まさかあの人が」
「だからクロアチアにおられるのでは?」
「いえ、違うわ」
夫人は不安に覆われた顔になったその音がする方を見て言うのだった。
「だって衣装部屋の方からの音よ」
「それがどうかしたのですか?」
「他の方なら控え室の方から来られるわ」
この屋敷の造りではそうなるのだ。
「けれどあの人だけは衣装部屋から来られるのよ。夫婦だから」
「では間違いなく」
オクタヴィアンは危機を察した。それで慌ててまた剣を手に取って今度は部屋を出ようとする。だがそれを夫人が止めるのだった。
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