番外編コラボ(ツインズ&???)
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
と思ったからな」
「へぇ……俺じゃ力不足と?」
軽くプライドを傷つけられたのかこめかみをピクピク動かすリン
「まあ、そう怒るな。俺は商人なんだ。悪いな」
「悪徳がつくけどな」
「ほっとけ」
エギルの言葉にキリトが茶々を入れると少しだが笑いが生まれ場が和やかになる
「そういや、リンの相方は誰だ?姿が見えないが……」
「そうなんだよな……。会場で待ち合わせのはずなんだが……」
キョロキョロまわりを見渡したリンの視線が止まる。同時に言葉も止まった。キリトたちがリンの視線の先を追うとそこには長身で浴衣姿で青龍偃月刀を背負った男が黒髪の少女と話をしている
「……ちょっと行ってくる」
やれやれと首を振ってそちらの方向へ歩いていくリン
「おい、リョウコウ」
「ん?よお……リンか」
長身薙刀癖毛の男リョウコウに話しかけるリン。リョウコウは少女との会話を中断するとリンの方を向いて笑った
「いつの間に彼女作ったんだ?」
「彼女じゃねぇよ。まあ、一緒に住んではいるが……」
それって彼女通り越して夫婦だよね?そう思ったリンであった
「サチっていいます。これからよろしくお願いしますね」
柔らかく微笑む黒髪の少女サチ
「これはご丁寧にどうも。リンです。以後よろしく」
サチのその様子に少し驚きながら丁寧に挨拶するリン。そして、リョウコウの脇を肘でつつきサチに聞こえないように顔をよせ
「おまえには勿体ないいい子じゃねぇか」
「おまえには関係ないだろ?」
そんなリンとリョウコウの様子を微笑みながら見るサチがいた
「なにやってんだおまえら……」
リンが戻ってくる気配がなかったので逆にキリトたちがリンの方へ歩いてきた
「ん?おまえらもいたのか」
「いたのか、はないだろ兄貴……」
「あれ?従兄もいたの?」
「んお?キリカもいんのか……。へぇ……この大会おもしろくなってきたじゃねぇか」
ニヤリと笑うリョウコウ。その顔はなかなかに迫力がある
「まあ、頑張ろうぜ。当たった時は本気で、な」
相方のそんな様子に影響されてか好戦的な笑みを浮かべるリン
「お手柔らかにね」
軽く微笑むドウセツ
「「「当たり前だ(ね)」」」
同じくニヤリと笑うキリト&エギル&キリカ
「それでは、時間になりましたのでトーナメントを始めます!」
そして、開戦を告げるアスナの声が闘技場に響き渡った
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ