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薔薇の騎士
第一幕その十一
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と騒がしい人。子供の頃から」
 実は二人は幼い頃からの知り合いなのである。
「あんな感じで。けれど私も」
 翻って自分のことも考える。
「変わらない。いえ」
 すぐに考えを改める。
「変わったわ。娘からもう」
 立ち上がりベッドのところにオクタヴィアンが置いたままにしてあった手鏡を取った。それで己の顔を見て憂いに耽るのであった。
「女になって。このまま」
 寂しく哀しい気持ちに覆われた。
「お婆さんになって。老マルシャリンになって」
 また呟く。

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