BFO編ーダブル・マーシャル編ー
41.気の持つ限り!
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出した。痛む体を無理やり動かし、駆け出す。
「うおぉぉぉ!!」
「バカめ!俺が一人でいると思ってるのか!テメェら出て来い!!」
ルートの叫び声とともに倉庫のそこらじゅうからバットを持った、いかにも不良という人物がたちが現れる。
「クッソ......」
「シュウ!!」
レイナが俺の名前を叫び俺の元まで駆けてくる。
「一人じゃ無理だよ。この人数は」
「でも.....レイナを巻き込むわけには.....」
「もう巻き込まれてるし、そんなフラフラのシュウをほっておくわけにはいかないよ」
レイナはこちらを見てウインクをし不良たちの方に顔を向ける。
「たく......。現実でも.....そんな性格かよ.....」
俺とレイナは背中合わせとなり不良たちに視線を向ける。
「テメェら!!殺っちまえ!!」
大量の不良たちの叫び声で俺とレイナも同時に床を踏み込む。
「うおぉぉぉ!!」
一番近くにいた不良の首元に一発手刀を叩き込み気絶させ、持っていたバットを奪いとる。そしてバットを右手で握りしめ片手剣のように振るう。
「邪魔だぁぁ!!」
バットで次々と不良たちをなぎ倒す.........が、体が急に悲鳴をあげだす。ルートの重力操作を受けたように体が急激に重くなり、その場でよろける。
「集也くん!!」
「シュウ!!」
二人の声が耳に響くが体が動かない。
(それでも......動かすんだ.....無理にでも......!!)
「うおぉぉぉっ!!」
雄叫びで体の痛みを消し去り、バットを横になぎ払う。
片手剣単発《ホリゾンタル》
もうほとんどの不良は倒した。残るは、五人程度だ。だが、その五人はいまにも戦意を失い今にも逃げ出しそうな感じだ。
「.........失せろ」
奴らを睨みつけると、ひぃ!と、いう声をあげ五人の不良はバットを投げ捨て倉庫から逃げ出す。
残るは........ルートただ一人。
「お、お前は......お前は、何なんだ!!」
ルートがダガーナイフを手に持ち、俺に向かい突進してくる。
もう避ける力さえも残っていない.........
鈍い音が倉庫に響く。腹部に激痛が走る。遠のく意識が腹部の激痛でこの世界に俺の意識をとどまらせる。
ダガーナイフが俺の腹部に突き刺さりそこから止めどなく生温かい液体が流れでる。
「あ、あぁ.....お、お前が....お前が悪いんだ......お前が!!」
その声は震え上がり、ナイフから手を離し、後ろに下がっていく。
「集也くん!!」
「シュウ!!」
さっきは遠のく意識を無理やりでも戻しておいて今は、意識がいつ切れてもおかしくないく
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