暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編コラボ(蒼の輝石)
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でがスキル。その後押しを受けてようやく互角の押し合いができた。その拮抗状態を維持しているとクリアとケンは呪文の詠唱を始めた

「光は闇を生み……」

その言葉でケンを黒い光が包みこむ

「また闇は光を生む……」

その言葉で今度はクリアを白い光が包みこむ

「光は表……」

「闇は裏……」

そして二人は目を開けると手を繋ぎ

「「表裏揃いし時混沌が生まれ来る。我らに仇なすものを、混沌の果てに消し去れ!!」」

威圧感がさらに高まったのを見たリンが拮抗状態をわざと崩し、フェンリルの勢いも利用し全力で横に跳んだ瞬間

「「カオス・テンペスト!!」」

それが放たれた

それは

爆音すら残さず

フェンリルを消し去った

「凄い……」

そんな威力の魔法はALOには存在しない。別次元の威力だった

「ふぅ……」

「さすがに疲れたわね……特にケンに合わせるのが」

「ちょっと酷くない?クリア!!」

「全く……」

信じられない威力の魔法を放ったのにいつもの漫才のようなやりとりを見てリンは呆れたように笑った









結論から言うとこのクエストは本物だった……と思う。クリアした瞬間リンのアイテムボックスに"異世界渡航書"なるアイテムが三つ現れ、使うと目の前に扉が現れたのだ。おそらく、これはクリアとケンのためにあったクエストだろう。なぜ、俺の分もあったのか不思議ではあったが

それを使ってクリアとケンは元の世界へ帰って行った。こうして、短い間だったが、夢の様な本当の話は終わった

「じゃあな。ケン、クリア」

「うん……。また会えたらいいな」

「そうね……」
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