番外編コラボ(蒼の輝石)
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味ないが
「あと三分……」
爪を振り下ろしてきたフェンリルの攻撃を横へ飛んで回避する。そして、続け様に飛んでくるガルムの体当たりを剣で弾き、フルンティングを振る。再び三匹ものガルムが犠牲になる
「チィ……」
が、しゃがんでしたガルムの一匹には当たらず、そのガルムの反撃の体当たりをもろに食らってしまう。リンはそれを後ろに下がることでダメージを軽減。さらに後ろに向けてアロンダイトを投げる。それは後ろから攻撃をしようとしていたガルムにあたり、HPをくらい尽くした
続け様に腰のポーチから投げナイフを数本取り出し、追撃をしようとしていたガルムに投げる。その隙に落ちているアロンダイトを拾うとちょうどその近くにいたフェンリルを斬り付ける
「やっぱりかたいな」
ガルムたちを一刀両断してきたフルンティングの斬撃もフェンリルには少しのダメージしか与えられなかった
フェンリルの攻撃をアロンダイトで弾くとバック転でクリアたちの前に戻る
「ラスト一分!」
「行くわよ……」
そうクリアはつぶやくと一気に貯めていた魔力を解放した。同じくケンも解放する。そして、二人の立つ地面に巨大な魔方陣が発生した
「っ!?」
そこから放たれている威圧感にリンは本能的に横に跳ぼうとする体を理性で抑えつける
だが、理性を持たない(フェンリルは多少持っているが)フェンリルやガルムたちは一斉に飛び出してくる。とりあえず脅威の元は潰しておこうという本能に従った行動だろう
「ここから先は通さねぇ!!」
リンはフェンリル、ガルムの群れに突っ込み斬りまくるが、リンを無視してクリアたちに向かうガルムを完全には抑えることができなかった
「くっ……仕方がない」
結果、ガルム二体に突破されてしまう。しかも前方にはフェンリルが迫る
「はっ!!」
リンは自身の剣二本を後ろに投げる。それは過たずに二体のガルムを貫いた。これでリンは武器を失ったことになる。今リンがやられれば、クリアとケンまで攻撃が行くこととなり、敗北が決定となる。リンはいい。多少のペナルティとともにある地点で復活できる。だが、クリアとケンは違う。彼らは生身なのだ
勝利を確信したのかフェンリルの口角が上がったように見えた
「っ!!舐めるなぁぁ!!」
拳を握り締めたリンの手に白い光が灯る。言わずもがなスキルの発動光である。スキルの名は重単発体術技"フェンリル・ブロー"。威力はそれほどでもないが強いスタン値とノックバックを発動させる技だ
「ぐっ……」
体格で勝るフェンリルと正面からぶつかり合えば負けるのは必死。本来リンは受け流すことが得意。だが今回は受け流せばクリアやケンに攻撃が行ってしまう。"フェンリル・ブロー"は振り切るま
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