暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編コラボ(蒼の輝石)
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地面に危なげも無く着地した

「ありがとう、クリア」

「かわせたでしょ」

「うっ……」

お礼を言ったケンににべもないクリア。事実だったためケンは何も言えない

「全く……」

そんな二人に死角から飛び掛かろうとしていたガルムをリンが斬り裂く

「前にも言ったが油断大敵だ」

「知ってたわよ。ねえ、ケン」

「う、うん……」

クリアは本当に知っていたが、ケンは完全に知らなかったため冷や汗をかきながらこたえる

「それならいいがな」

ケンの様子にニヤリと笑いながらリンは向かってきたガルムを斬る

「それで?どうするつもり?俺としては一撃を打ち込みたいんだが?」

「同感ね。……時間を稼ぐとしたらどのぐらい行けるのかしら?」

この会話の間にもガルムは飛び掛かってくるが、二人は危なげもなく対処する。ちなみにケンはフェンリルの足元に銃で魔力弾を撃って牽制をしている

「いくらでも……と言いたいが、この数だと五、六分ってところか」

ガルムが全滅し、再びフェンリルが倍の三十二匹を呼び出したのを見ながら言った

「十分ね。ケン!合体魔法行くわよ!」

「えぇ!?あれ発動まで五分ぐらい動けないんだけど!!」

「俺が時間を稼ぐ。だからその間に」

「……わかった!」

ケンが地面を蹴ってこちらに戻りクリアの隣に立つ。そして目を閉じる。同じくクリアも目を閉じる

「さて……」

フェンリル+ガルム三十二匹の方へリンは向き直る

「五分間。短い間だが、俺を信頼し命を預けてくれたんだ……」

フェンリルが咆哮し、それにあわせてガルムたちも一斉に吠える

「俺はその信頼に応える。そのために……少しの間。付き合ってもらうぞ」

鋭い眼光でフェンリルたちを見据えるリン。そして解放のキーワードを言った

「フルンティング、リリース。モード2!」

フルンティングとは古代イングランドの叙事詩『ベオウルフ』に登場する剣で敵の返り血を吸うごとに強くなるといわれる名剣である。ALOでのこの剣は、倒した数に応じて使えるエクストラスキルが異なる

「行くぞ……」

先端から赤黒い刃が出ているフルンティングを軽く振るとそれを肩に担いだ。そして、アロンダイトを前に突き出すように構える

それと同時に多数のガルムがこちらに向かってきた

「ふっ!!」

まず一番先頭にいたガルムをアロンダイトで一突き。さらに体を回転させ、レンジの広がったフルンティングを振り回す

瞬く間にガルム五匹が分断しポリゴンとなって消滅する

「さて……」

手の中のアロンダイトをくるりと回す。エクストラスキルは無いが、敵の数に応じて威力が増す能力がある。現状ではあまり意
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