暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編コラボ(蒼の輝石)
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アクチュアルイメージ!」

そうケンが唱えるとケンの両手を纏っていた光が弾け、その手には二丁の銃が握られていた

「これでよし……と」

「……そっちの魔法はなんでもありだな」

呆然と呟くリンがいたりした

「さて……」

中に入るとそこは広いドーム状になっていた。そして真ん中に鎮座する巨大な黒い影。大体うずくまった状態で高さが三メートルぐらいのフェンリルだった

俺たちがその前に立つとフェンリルは目を開け。話し始める

"汝ら、他の世界への渡航を欲する者か?"

「……元の世界へ帰る。だからっ!!」

リンの目の前にクエストに挑戦するかどうかのクエスチョンが表示される。もちろん選ぶのはYES

"ならば、その意志。我が前に示せ"

フェンリルはゆっくりと立ち上がると戦闘態勢に入った。同時にリンは双剣を、ケンは双銃を、クリアは拳を静かに握り自然体に

次の瞬間、フェンリルは飛び掛かってきた。狙いは一番前にいたケン

単純な前足の振り下ろし。だがフェンリル自身の大きさが尋常ではないため、範囲も、そして威力も並外れていた。だが、並外れているのはフェンリルだけではない。ケンの動体視力、そして動きの速さ。それもまた常人のそれではない

重い一撃をかわされたフェンリルに課せられる僅かな硬直時間。その一秒にも満たない隙でも戦いに慣れた者には十分だ。そう、クリアやリンのような

「はぁっ!!」

「っ!!」

鋭い気合いと共に赤黒くひかるリンの剣が。軽く息を吐くような気合いとともにクリアの拳が。それぞれ叩きこまれる

ダメージは大体全体の1パーセントほど。"ヴォーパル・ストライク"が当たったのにも関わらず

「かたいわね……」

フェンリルを殴った手をプラプラと振りながらクリアが言った

フェンリルはこちらを警戒して動かない。だからその間に作戦会議だ

「上級魔法なら……通るかな?」

「それなら防御を抜けるでしょうけど、詠唱する時間は無いわね……見て」

フェンリルが遠吠えの様なモーションを見せると合計八体の狼型モンスターが現れる

「名称はガルム……ねぇ。とりあえず減らしてみる?」

「そうね。攻撃パターンを調べる意味でもとりあえず全滅させましょうか」

「……なら僕が上級魔法を使うからちょっと時間稼いで!」

「了解!」

そう短く答えるとリンは地面を蹴った。続いてクリアも駆け出す

まずリンは一番近いガルムに右手の剣で片手剣突撃系剣技"ストライド・ライン"を放つ。この技はただ斬り付けるだけではなく振り切ったあと何にも当たらなければ衝撃波が剣先の方向へ出るとい優秀な技だ

案の定、真っ直ぐ斬り込んだためかガルムに軽々とかわされてしまう。だ
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