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星河の覇皇
第二部第五章 次なる戦いへの蠢動その一
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と今度は苦笑した。
「けれど諦めたらそれでお終いなのよね。細かく見ていかないと」
 その口調はやはり医者のそれに似ていた。
 彼女は書類にサインをし続けた。こうして深夜まで仕事は続いた。
 官邸の私室に戻る。そこには夫が待っていた。

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