第二部第二章 狐の登場その三
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る」
それも傭兵の世界ではよくあることだった。権謀術数に長けていなくては傭兵隊長は勤まらないのだ。
「それで以って勢力を拡大していっている。褒められたものではないが」
モンサルヴァートの整った顔が微かに歪んだ。
「ここには二百万の兵をもって来ていますがまだ多くの兵を持っているようです」
「そのようだな。五百万といったところか」
彼等はシャイターンの持つ傭兵隊のデータを見ながら言った。
「さて、その二百万だが」
モンサルヴァートは言葉を続けた。
「それでどう戦うのかな。お手並み拝見といこう」
今聖杯の名を冠した若き名将と砂漠に潜む魔王の対決がはじまろうとしていた。
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