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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜

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ジはない。やがて効果時間も終わったらしく炎は消える

だが、前述した通り首は八つだ。効果範囲内にまだプレイヤーがいることを確認した八俣大蛇は続けて炎の帯を放とうとした

「ホォームランンン!!」

そう放とうとしたのだが、上からの打撃により口を強制的に閉じることになった。逃げ場を失ったエネルギーはどうなるのか。その答えは口内での爆発という形で表された。その原因を作ったライアはドヤ顔で能力を使い戻ってくる。ドヤ顔が現われたり消えたりするのは正直うざい。後でライアを殴ることを決め、前に走る。八俣大蛇は口の中に発生したダメージに悶えている。その隙に八俣大蛇の下まで行き

「一つ目ッ!!」

今までの固さが嘘だったかのように一つの首を断ち切った。それにより八俣大蛇は悶えるのを止めこちらを睨んでくる。そして咆哮

「うるさい……だろうがぁ!!」

クラインの居合い斬り、青龍の拳、ユージーンの袈裟斬りが同時に先ほどライアが攻撃した頭に突き刺さる。これにはさすがにダメージが入ったようで尻尾を振るって払いのけようとする

「ふっ……!!」

それはかなわなかった。短い吐息とともに放たれたシオンの矢が八俣大蛇の目に突き刺さり目測を誤った八俣大蛇の尻尾は空振りに終わった。クラインたちはもう一度斬りつけるとその反動を利用してこちらに戻ってくる

「エギル!!」

「おうよ!!」

放たれたブレスをエギルの影に隠れてやり過ごすと俺は跳んだ。自身にかかる重力をほぼ0にして地面をおもいっきり蹴った俺は弾丸の様に飛び出し

「二つ目!!そして、三つ目!!」

通りすがりに二つ目の首を斬り落とした。そして、向こう側の壁を蹴ると振り向きざまに三つ目の首を斬った。そして、戻ってきた俺をシオンが魔法を使って受けとめる

だが八俣大蛇がその瞬間を見逃すわけが無く尻尾を叩きつけてくる

「セイッ!!」

その尻尾をキリトが二本の剣をクロスして受けとめる。だがそれは、俺が能力をフルに使っていたからこそ受けとめることができていたのだ。いくら筋力値が俺より高いビルドを採用しているキリトでも絶対に受けとめることはできない。だからその尻尾はわずかに動きを阻害されただけで、俺たち三人をたたきつぶすはずだった

「ウラァァ!!」

「ふん!!」

だが、それはキリト一人だったときの話。それが複数人だとしたら話は変わってくる。キリトが尻尾を止めたその僅かに止めた時間を使い、ユージーンの大剣と青龍の拳が尻尾に打撃を与える。なんらかの魔法を使っていたのかユージーンの大剣にまとわりついていた風がさらに圧縮されていた

「キリトッ!!」

「おう!!」

三人が全力で弾くと少し浮き上がる尻尾。その隙にキリトは右手の剣でユージーンの大
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