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HIGH SCHOOL OF THE DEAD〜学園黙示録〜 気まぐれ転生者の地獄の宴
仲間とクズと校外と
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治安救出については与野党ともに慎重論が強く・・・・・・・・・・・ません』
「何だよ、暴動どころじゃねーだろ!」
『既に地域住民の被害は1000名を超えたとの見方もあります。
知事により非常事態宣言と災害出動要請は≪バン!≫発砲です!遂に警察が発砲を開始しました!
状況は分かりませんが・・・・・・・・きゃあぁぁっ!!いや!なに!?うそっ助けっうぁぁぁ!!』
画面が変わる。
『・・・・・・・・・少し問題が発生したようです。ここからはスタジオでお送りします』
「どうしてそれだけなんだよ!?」
「パニックを恐れてんだよ」
「今更?」
「いや、今だからだ。混乱が生じれば全国、いや世界中で暴動が起きる。
『奴ら』を潰しにかかった連中は殆ど目的を果たせずに噛まれるだろうし、それによって敵も増える」
「確かに・・・・・・目の前に走れもしない
標的
(
化物
)
がいたら即座に八つ当たり。
そんな精神状態で『奴ら』に近づいたら完全に終わりだわ」
「それだけじゃない。何をトチ狂ったかお偉いさんがどこぞの国に向けて核を発射するか分かったもんじゃねぇ」
「先生・・・・流石にそれは」
「いや、あり得るね」
「平野?」
銃器に詳しいコータはその辺分かってるな。
「いいかい。ここはもう平和なんてものはどこにもないんだ。
そんな都合のいい世界で力を持った人間がそれを使わないと思うかい?」
「それにアメリカはかなりヤバいぜ。
あそこには『国家非常事態作戦規定666D』正式名称『世界重要都市部先制核攻撃』って規定がある」
「なら日本に核が降る可能性も・・・・・・ってか、何でそんなこと知ってるんですか・・・・・」
「教師やる前はSATにいたからな。ある程度の極秘情報は与えられてるんだよ」
「さ、SAT!?極秘情報なんて俺たちに言っていいんですか?」
「さっきコータが言っただろ?平和なんてどこにもないって。今までの規範がすべて消えたんだ」
「で、でもここに墜ちるって可能性は少ないし、どこか安全な場所も」
「あるわけないしー」
高城が馬鹿にするように麗の言葉を否定する。
「そんな言い方」
「『パンデミック』なのよ!仕方ないじゃない」
「パンデミック・・・・・・・・」
「感染爆発の事よ。世界中で同じ病気が大流行してるってこと。
1918年のスペイン風邪はまさにそう。インフルエンザ舐めちゃいけないのはわかってるでしょう。
スペイン風邪なんか感染者は6億以上、死者は5000万人も出たんだから」
「それより、14世紀の黒死病が近いかも」
「その時はヨーロッパの3分の1が死んだわ」
「・・・・・・どうやって流行は終わった
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