暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
勝利の鍵
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も剣で弾いたとしても分裂して当たってしまう。ダメージはあまり無いが集中が切られるのは痛い

そこにレオンが突っ込んで来た

「くっ……」

飛んできていた物質を防ぐのを中止しレオンの鎌の迎撃体勢に

「とおりゃぁ!!」

上からの大重量の鎌。下からの二本とはいえ比較的軽量な片手剣。どちらが勝つかは明白だろう

「ぐあっ!!」

なんとか逸らしたものの剣の切っ先は変な方向を向いている、属にいう死に体という状態になってしまった。それは鎌を完全に振り下ろしたレオンも同じ。だがレオンにはまだ……

「吹き飛べぇぇぇ!!」

この能力がある

レオンは能力を発動させる。今度はレオンを巻き込むようなものでは無く完璧に威力をセーブされた必殺の

だが、俺は目を開いたまま剣を振ろうとする

別に死ぬ間際まで戦おうってそんな英雄地味た考えは持ってない

頑張れば逆転できるとそんな主人公みたいなことができるとは思ってない

ただ……

俺は……

「あいつらを信じているだけだっ!!」

レオンと俺の間に割って入った一本の剣。レオンの発動しようとした能力は……発動しなかった

そんなことをできるやつは一人しか知らない

俺の知ってる中で最も主人公と思えるやつ。"ヒーローは遅れたことにやってくる"と言えるやつ

「キリトっ!!」

「わかってる!!」

もう一人の二刀流、キリトだ

能力を中断させられて硬直したレオンに二本の剣閃が放たれる。それは狙い違わずレオンの両腕を斬り落とした










〜おまけ〜

戦闘が終了するとミユが近寄ってレオンを嬉々として縛り始めた

「……ミユ?」

唖然としたしてしまったがなんとか我に返って声を出す

「これ……マグダラの聖骸布……。魔法、超能力の発動を阻害……できる」

「……いや……そうじゃなくて……。なんでそんなに嬉しそうなんだ?」

いつも無表情なミユの顔。なんか緩んでたし

「……縛るの……楽しい……」

「……」

当たりに沈黙がはしる。ミユ以外の全員が硬直してしまった
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