勝利の鍵
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大させたってところだろう。狙い通り、俺とレオン、それ以外とうまくわかれた。持続時間は抗魔法を使われなければ五分といったところか
「ありがとな、ミユ、シオン」
火の壁に遮られて見えないがミユとシオンに礼を言い、レオンに向かって走る
「せぇい!!」
近づくとレオンは手に持った柱を投げてきた。俺はそれを上に飛んでかわす。レオンはそれを狙っていたようで鎌を振りかぶった状態で目の前にいた
「甘い!!」
だが、俺は自分に重力をかけ下へ。そして着地と同時に能力を解除。そして、地面を蹴り右手の剣で突きを放つ
それはレオンが引き戻していた鎌の幅広い刃に止められる。レオンは刃をわずかに傾け俺の剣を後ろへ流す。そして、そのまま上からの振り下ろし。それを俺は左手の剣で弾き返す
「チッ……」
弾かれたレオンは崩れた体制をそのままに蹴りを放つ
俺はその蹴りを左腕で受ける。HPが二パーセントほど減るが、そのまま右手の剣で突きを放つ。が、レオンは蹴った反動によって後方へ飛ぶことで突きを回避する
「いいのか?」
「なにがだ?」
レオンが話しかけてきた
「あの大人数の前に君の大切な仲間を置いてきて」
「俺はあいつらを信頼してる。あいつらは負けないってな。だから、俺も信頼に応える。お前を倒すことで、な!!」
左手の剣で突きを放つ。レオンはそれを鎌の幅広の刃で受け、今度は刃を振り弾き返す
「だったらその信頼、裏切らせてやる!!」
振ったときに発生した遠心力をそのままに体を一回転させこちらに振るってくる
「俺はあいつらのために負けるわけにはいかない!!」
俺は後ろでも下でも上でも無い。前に出る。鎌というのは中距離で使う武器だ。その重さから小回りが効かないため懐に潜り込まれると戦えなくなってしまう
「くそぅっ!!」
横振りをしたあとのレオンにかわすことはもはや不可能だった
必殺の突き技。あの世界での呼び名は"ヴォーパル・ストライク"
「お前……何をした……?」
嫌な予感に咄嗟に後ろに飛んで正解だった。突然視界が真っ白になって、凄まじい衝撃に今は仰向けに転がっている。レオンも同じように転がっている。レオンのHPも俺のHPも半分より少し上ぐらいまで減っている
「わかってたけど、使うものじゃないね、これは……」
頭を振りながら立ち上がるレオン。あわせて俺も立ち上がる
「さあ、第二ラウンドと行こうか?今度は能力を織り交ぜたより楽しい殺し合いをぉぉぉ!!」
そう言ったレオンの前に白いものが現れる。それをレオンは鎌で叩くと複数に分裂して、こちらに向かって来た
「くっ……」
咄嗟に剣で弾くが数が多く、しか
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