輝く目の悪魔とニ対の双剣
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「うん、いいよ」
ありがたい。料理のレパートリーが広がる
そんな食事も終わり……デザート(キリトの肩にアスナが自分の肩を触れさせ、寄り添っている光景)をいただいていると不意にプレイヤーの一団がやってきた。あ……デザートタイムが終了した
「おお、キリト、リン!しばらくだな」
話しかけてきたのはクライン。弄りやすく、面白いやつだ。命の恩人でもあるが俺が助けたことも多々あるから立場は五分五分である。そして、アスナを見て固まり、自己紹介を始めた。しかも二十四歳独身とか言いだしやがった。クラインに向けて笑顔を見せてやると、ビクッとした。……失礼な。弄るネタができたから笑ってやったのに……
等という心温まる?コミュニケーションをとっていると
「キリト君、<<軍>>よ!」
<<軍>>は俺たちとは反対側の端で座りこむと唯一座り込まなかったリーダーらしき人物がこっちに近づいてきた
「私はアインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ」
…中佐とかない
「キリト、ソロだ」
俺たちを代表してキリトが答える
「君らはもうこの先も攻略しているのか?」
「……ああ。ボス部屋の手前まではマッピングしてある」
「うむ、ではそのマップデータを提供して貰いたい」
……こいつはよほどめでたいやつかゴミだな
「な……て……提供しろだと!?てめえェ、マッピングする苦労が解って言ってんのか!?」
クラインの言葉はここにいる全員の言葉を代弁したものだった
「我々は君ら一般プレイヤーの解放の為に戦っている!諸君が協力するのは当然の義務である!」
……斬るか?と剣を抜きかけていた俺をキリトが止めた
「どうせ街に戻ったら公開しようと思っていたデータだ、構わないさ」
「おいおい、そりゃあ人が好すぎるぜキリト」
「そうだぞ、キリト。こんなゴミ野郎に渡すデータなんてない」
ゴミ野郎の部分で片方の眉がぴくりと動くが、襲い掛かって来なかった。もし、襲い掛かってきたのなら正当な理由で戦闘不能にできたのだが
コーバッツはキリトの送信を受けると部下を連れて迷宮に入っていった
「……大丈夫なのかよあの連中……」
「いくらなんでもぶっつけ本番でボスに挑んだりしないと思うけど……」
「……一応様子だけでも見に行くか……?」
その時、俺は嫌な予感を感じていた。だからキリトの問いにすぐ首肯していた
安全エリアを出て三十分。俺たちはボス部屋に続く長い回廊を進んでいた
「ひょっとしてもうアイテムで帰っちまったんじゃねえ?」
「あり得ない。あのゴミがそん
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