輝く目の悪魔とニ対の双剣
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いと思います。敵は<<デモニッシュ・サーバント>>。骸骨である。アスナは放たれた<<バーチカル・スクエア>>を全て避けると八連続攻撃<<スター・スプラッシュ>>で反撃した。そして、アスナがブレイクポイントを作るとキリトが斬り掛かった。キリトが放ったのは先程<<デモニッシュ・サーバント>>も使っていた<<バーチカル・スクエア>>だ。敵の反撃を剣で弾いたキリトは<<メテオブレイク>>を放った。その七連撃を終えると骸骨は乾いた音を立てて崩れ落ちた。…俺?何もしてないよ。主人公なのに
四回モンスターと遭遇したのだが……俺が戦ったのは一回だけだった。何故ならアスナとキリトのバトルマニア組が近くにいるからだ。敵が出てくると二人で突っ込んでいき、あっという間に倒してしたうからだ。閑話休題
しばらく歩いていくと徐々にだがオブジェクトが重くなってきている。それにマップデータの空白もあとわずか。そろそろボスのお出ましまろう。とうとうついた回廊のつきあたりには、灰青色の巨大な二枚扉が待ち受けていた
「……これって、やっぱり……」
「多分そうだろうな……ボスの部屋だ」
アスナがギュッとキリトのコートの袖を掴んだ。……胸焼けがする
「どうする……?覗くだけ覗いてみる?」
「……ボスモンスターはその守護する部屋からは絶対にでない。ドアを開けるだけなら多分……だ、大丈夫……じゃないかな……」
「言い切れよ……まあ転移アイテムを使えば大丈夫だろうがな」
「了解。アスナも」
「うん」
「いいな……開けるぞ……」
かなりのスピードで扉は開いた。中に目を向けると完全な暗闇。そこにいるものに死をイメージさせるような冷たく濃密な闇がそこにはあった
次の瞬間、二つの炎が灯りそれは部屋の中央まで真っ直ぐ向かい最後に大きな火柱が吹き上がった。アスナがキリトの右腕にしがみついているが、それをネタに弄る余裕は俺にはない。なぜなら火柱の後ろから筋骨隆々で体色は青くねじれた太い角、それに山羊の顔。数々のRPGでお馴染みの姿。すなわち悪魔である。実際この目で見ると心の底から恐怖が沸き起こってくる。<<The Gleameyes>>、輝く目それがそいつの名前だった。そいつは右手に持った巨大な剣をかざして、こっちに向かって地響きを立てつつ猛烈なスピードで突進してきた
「やー、逃げた逃げた」
ここは安全エリアに指定されている広い部屋。向かってきた悪魔を見て俺たちはここまで逃げてきたのだ
「こんなに一生懸命走ったのすっごい久しぶりだよ。まあ、わたしよりキリト君の方が凄かったけどね!」
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