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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
バカ四人衆(前編)
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「よし、誰から来るんだ?」

キリトたちを後ろに下がらせて俺は腰から二本の剣を抜く

「まずは俺からだ」

玄武……か。武器は巨大な鎚。エギルと同じスタンスか……

「なら……」

(かね)を実体化させ指に乗せる。ちなみに金はどう扱っても壊れない

「弾いたらスタートな」

「わかった」

俺は親指でコインを上に弾く。玄武はその弾かれたコインに注視している

そして……

落ちてきたコインを指で弾くと……

音速の三倍(当社比)でコインが撃ちだされた

「超電磁砲」

御坂○琴はジャスティス

「いやいや!?」

ミユ、シオン以外の全員の台詞がはもる。ちなみにミユとシオンは目をキラキラさせている

「どっちかと言うと超重力砲か?」

説明しよう。超重力砲とはコインが指に触れた瞬間、能力により上下から最大出力で重力をかける。その拮抗状態を指で弾いて指向性を与えるとどうなるか。答えは凄まじい速さで飛んでいく、だ

「そういう意味じゃねぇよ!」

また、はもる。仲いいなおまえら。ちなみに玄武は直撃を受けて消滅。……あ、蘇った

「てめえ!ズルいじゃねぇか!!」

「なにが?」

「フライングしただろ!」

……人の話はちゃんと聞いとけよ

「俺は弾いたたらスタートって言ったぞ?」

気付かなかった読者様。玄武と一緒に読み直しなさい

「やめろ、玄武。お前の負けだ」

「だが、朱雀!」

「お前の仇は俺たちが絶対とるから……」

「朱雀……」

いいシーンのところで悪いが一つ言わせてもらおう。ただの凡ミスだと

「次は誰が来るんだ?」

「俺だ。最初に言っておくが、俺はか〜な〜り……」

「やかましい」

白虎の台詞が長かったためブッチしたけどいいよね?

「ぐっ……。この屈辱、許しはせん。俺の能力、風力使いがお前を倒し、はらす」

なんでこの白虎はネタまみれなんだ。あと自分の能力をバラしたらいかんだろ

「さあ、カードの剣を抜け!」

もう意味わかんねぇよ

「とにかく……行くぞ!」

「お前の最大の失敗は、俺という最強のデュエリストをて……」

「はいはい」

瞬殺。その言葉が似合う戦いだった。やったことは地面を蹴る瞬間、自分にかかる重力を0にすること、だ。それにより俺は弾丸のように白虎に突っ込み、そのまま斬り裂いた。問題は……

「いててて……もう使わないようにしよう」

着地に失敗したことか。現実なら重さ0がどんなに鋭利な物を使ったとしてもダメージは0だ。だが、ここは仮想世界。ダメージは当たった時の速度と武器の威力によって決定される。
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