歪みと……
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吹き飛ばされる。幸い、受け流した後の攻撃であまり速度が無かった
「っ……!!」
その攻撃の隙を俺が見逃すわけがない。これは二本の剣で斬りかかる。二刀流突撃技"ダブルサーキュラー"
「その技はっ!?」
一撃目が当たると思った瞬間、何か固くて脆いものに一瞬阻まれ軽くレオンの服を斬るにとどまる。二撃目は引き戻された鎌で弾き返された。俺が地面を蹴って後ろに引くとミユの属性炎の範囲魔法が放たれた
「……どう?」
着弾したところから大量の白い煙が発生し、相手の様子が窺い知れなくなった
「タイミングは……完璧だったが……」
あとはフラグの問題
「はははっ、いいぞ!もっと踊れ踊れぃ!」
やっぱり生きてたか……
「この能力が無ければやられていた!面白い!私を追い詰めるほどの強者が!どんな風に恐怖を叫ぶのか!実に興味があるよぅ!」
狂ったように笑い声をあげるレオン
「だが、今、君たちには勝てないねぇ。ここは引こうかな。また会おう、生き残った勇者たち」
そう言うとレオンは自らの鎌で自分の首を跳ねとばすと消えていった
「……最後まで狂った野郎だな」
自分の首を跳ねとばすとはな……。そう考えていると後ろから誰かが倒れる音がした
「シオン!!」
俺は急いで剣をしまい倒れたシオンの元に向かうと震えているシオンを抱き締める。レオンの狂気を感じて記憶がフラッシュバックしたのだろう
「り……リン……」
「大丈夫だ」
そのまま抱き合っているとだんだんシオンは落ち着いてきたようで震えがおさまった
震えが完全に消えたのを確認すると俺はシオンを放そうとした。だが、シオンは俺に強く抱きつき
「もう少し……このままで居させて」
「ああ……」
俺は力を抜きかけた体にもう一度力をいれ、シオンを抱き締める。いつもはやかましいクラインもさすがに空気を読んだのか黙っていた。しばらく、あたりを沈黙が支配する
「はっはっは!俺は再びこの場に戻ってきた!!」
クラインを越えるバカが現れた。その名前をライアと言う
しばらく俺たちは硬直したが、何事も無かったかのように無視し、俺はシオンの頭を撫でるのを続行。残りは思い思いの格好で俺たちを暖かい目で見始めた
「おいおい、最大最強のライバルである俺を無視していちゃついてんじゃねぇよ、リン!」
無視無視っと
「さっさと剣を構え……」
その言葉は爆発音にさえぎられ最後まで聞こえなかった
爆発したのは先ほどまでライアがいたところ。俺が恐る恐る自分の腕の中を見ると
修羅がいた
というかその体勢から弓って撃てたんですね……。説明しておくとシオンは今矢に爆発の付与をして射ち放ったの
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