第十話『雲のように』
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ールドによって銃弾を防いでいたスウェンが現れる。
「やるな、スウェン」
「貴女こそ」
シュハイクは笑みを浮かべながら言う。
(隊長の武装は、まだ手の内を全て出していない事を省くと主に近接寄り、ランチャーで挑まなくて正解だったな)
次の手を考えようとするスウェンだが、シュハイクは直ぐに動く。
「考えている暇など無いぞ!」
「そうでしょうね」
スウェンがビームサーベルを振ろうとした瞬間、ビームサーベルが一瞬粒子化し違う武装が現れる。
「ッ!?」
「これは……!?」
シュハイクのブレードを防いだスウェンの手に握られていたのは、彼の身の丈ほどはあるライトブルーの配色の剣、そして左腕に小型のシールド状の武装、左肩にユニットが装備される。
「ふっ!」
スウェンはその剣。対艦刀“シュベルトゲベール”を思い切り振りかぶり、シュハイクと距離を離す。すると、スウェンの目の前に文字が現れる。
「何故“ソードストライカー”が……? まあいい」
シュベルトゲベールを構えると刀身にビームが発生する。
「巨大な実体剣であり、巨大なビームサーベルでもあるか……面白い、エールとランチャーに以外にそのようなものがあるとはな……ククク、ハハハハ!!」
空へと響きそうな笑い声を上げるシュハイク。
「血がたぎる……私はお前のような奴と戦いたかった! 初めてだ……このような気持ち、初めてだ!」
「……まるで戦闘狂のような発言ですね」
「フフフ……そう言うな。さて、そろそろ私も手の内を明かそうか……」
するとシュハイクのブレードは突然唸る様に、並んだ刃がチェーンソーのように回転しだした。
「火が点いた私とこの“クロコディール”は止められんぞ?……さあ、もっと私を楽しませてくれ!!」
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