暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十七話 貫く拳
[9/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
から下がれというのか」
「そうだ」
今度は言い切った。
「ここはな。わかったな」
「くっ・・・・・・」
「全軍撤退だ」
メイシスが指示を出した。
「このまま下がる。いいな」
「はっ」
メイシスの言葉に従い修羅達は退いた。マグナスが倒れたことにより戦いは終わったのだった。
「フォルカ・・・・・・」
「まずは一つの戦いが終わった」
こうフェルナンドに言葉を返した。
「これでな」
「だがそれでも」
「わかっている」
頷いて彼にまた返す。
「それもな」
「では次の戦いに向かうぞ」
「ああ」
ここでの戦いは終わった。ロンド=ベルは戦力を集めそのうえで収容してから整備と補給を受け再び進撃に入った。その中で一つの出来事があった。
「あのさ」
「んっ!?あんた達」
ミレーヌがティス達三人に応えていた。見れば三人は少し小さくなってミレーヌの前にいた。
「どうしたの?畏まって」
「一つ伝えたいことがあるんだけれど」
「よかったらですけれど」
「いいでしょうか」
「ええ、まあ別に」
何が何なのかよくわからないまま応えるミレーヌだった。
「いいけれど。どうしたの?」
「ずっと一緒にいたいんだけれどさ」
まず言ったのはティスだった。
「あんた達とね」
「よかったらですけれど」
「皆さんさえよかったら」
「!?どういうことなの?」
ミレーヌは話がわからず首を捻った。彼女の左肩にいるグババも同じ動きをする。
「一緒にいたいって。それもずっとって」
「おいおいミレーヌ」
ここでバサラが彼女に言ってきた。
「そんなの簡単じゃねえかよ」
「簡単ってあんたにはわかるの?」
「ああ、勿論さ」
楽しそうに笑ってミレーヌに応える。それと共に背中に持っているギターを前にやってきた。そのうえで早速音楽を奏でだした。
「御前等あれだろ」
「ええ」
またティスが最初に言う。
「いいかしら」
「俺は構わないぜ」
バサラはいつもの調子だった。
「俺の歌が聴きたいんならそれだけでな」
「あんたはそれでいいの」
「ああ、それが俺のポリシーだ」
こうまで言い切る。
「この俺のな。だから聴きたい奴は何時でも来い」
「ええ」
「それでですね」
またラリアーが言ってきた。
「もう一つ御願いがあります」
「今度は何なの?」
「戦いのことですけれど」
今度彼等が言ったのはこのことだった。
「いいでしょうか」
「何が何なのかよくわからないけれど」
少なくともミレーヌには見当がつかなかった。勘の鋭い彼女であっても。
「何なの?言ってみて」
「一緒に戦っていいですか?」
「私達も」
「よかったらだけれどさ」
デスピニスとティスも言うのだった。
「あれだけ皆さんと戦った私達ですけれど」
「一緒に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ