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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十一話 脱出へ
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人とロンド=ベルの面々が同時に声をあげた。
「デュミナス!」
「出て来たか!遂に!」
「私はデュミナス」
そのデュミナスだった。彼が遂に姿を現わしたのだった。
「存在自体が間違いだと言われたもの」
「やっと大ボスの登場かよ!」
甲児が彼等を見て叫ぶ。
「間違い野郎!」
「デュミナス!」
ラウルもまたデュミナスに対して叫ぶ。
「二人は何処だ!?」
「無事なようだ」
デュミナスはこう彼に答える。
「無駄なあがきはしているようだが」
「無駄なあがき?」
「逃亡中だ」
こう答えるのであった。
「男の方は怪我をしているようだがな」
「怪我!?」
フィオナはそれを聞いて顔を青くさせる。
「まさか。そんな」
「見つけて連れて帰るといい。二人はその役目を既に終えた」
「役目!?」
「まさかそれは」
「そうだ」
二人に対して答えるデュミナスだった。
「時流エンジン」
やはりそれであった。
「私の新たな力。私は時を超える」
「させるか!」
「させないわよ!」
だが二人はそれを止めようとするのだった。
「時流エンジンを御前なんかの勝手にさせてたまるか!」
「あんたに時を超えさせたりなんかさせないわよ!」
「しかし」
デュミナスはその二人にまた言った。
「御前達とはもう会うこともない」
「デュミナスのエネルギーが増大しています」
ルリがナデシコから述べる。
「さらに」
「まずい」
アキトはそれを聞いて言う。
「このままじゃ」
「さらばだ」
デュミナスはロンド=ベルの面々に別れを告げた。
「時間跳躍!」
「くっ、待て!」
「待ちなさいよ!」
「もう遅い」
デュミナス追いすがろうとするラウルとフィオナに対して言った。
「今から私は」
「くっ、手遅れか!」
「ここまで来て!」
歯噛みするしかない、そう思われた。しかしこの時だった。
「むっ!?」
デュミナスの動きが突然止まった。
「!?」
「どうしたの!?」
「これは・・・・・・」
驚く二人の前でさらに言葉を出す。
「そんな・・・・・・」
「時間を超えない!?」
「それだけじゃないわ」
「ぐわああああああああああああああああああっ!」
「デュミナス!」
それを見た三人が慌てて彼の側に集まる。もう残っているのは三人だけである。
「ううう・・・・・・」
「おい、デュミナスの奴」
「ええ」
エルがビーチャの言葉に頷く。
「ボロボロだよな」
「そうね。どうしてまた」
「俺達まだ戦っていないのに」
「ここではね」
モンドとルーも言う。
「それでどうしてなんだ?」
「何かあったの?」
「あっ、見て」
ここでイーノがあるポイントを指差した。
「あそこに」
「ふう、やっとですね」
「ええ」

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