最強と最速
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それに対処し逆に攻めてくる。そして、また頬に風を感じたとたん動きが変わりとっさに重ねた二本の剣を叩いた。そして、俺は剣ごと弾き飛ばされ地面に叩きつけられた
たが、ユージーンの能力がわかった
「おまえの能力は風力操作。それも自身の周りに付与するタイプか……」
超能力には大きく分けて二つある。自身の肉体、武器に付与するタイプ。または自身以外を操る能力。例えば風力操作ならば風を使って相手のバランスを崩させることも可能
「……正解だ。よくわかったな」
「剣を受けた時、わずかだが風を感じた。あとは……かまをかけただけだ」
「そうか……。俺はおまえの策略にはまってしまった、というわけか……」
ユージーンは苦笑いをする
「だが、知られたところで何も変わらない。おまえを倒すだけだ!」
三度こちらに向かってくるユージーン。もちろん大剣を振りかぶっている。先程のように反らそうとしてもやられるのが落ちだ。だったら、真っ正面から受けとめるのみ
「諦めたのか?」
剣をクロスしたままの俺を見てユージーンが言った。いかに二本あるとはいえ大剣を受けとめるのは不可能だしな。ユージーンは一瞬戸惑ったがそれでも剣の動きは止められない
「はぁ!」
俺は触れた瞬間、ユージーンの剣を弾き飛ばした
「なっ!?」
そしてあり得ない現実を前にして現れる致命的な隙。それは上級者だけあって一秒に満たなかった。だが、リンという高速アタッカーの前に一秒は長すぎた
ユージーンが斬られたと思った瞬間にはもうすでに勝負はついていた。ユージーンの体は砕け、消えた
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