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戦国異伝
第百十二話 東西から見た信長その五
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ぞれの家の色の話もする。
「それもいいじゃろう」
「そういえば織田信長は酒が飲めぬとか」 
 隆元もこのことを言う。
「噂でございますが」
「それは事実であろうな」
「左様でございますか」
「だから茶じゃ」
 酒が飲めないならそれだというのだ。
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