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八条学園怪異譚
第十八話 トイレの花子さんその二
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 この妖怪は二人の馴染みの妖怪である。
「そういえば結構いるわね」
「ものを出してね」
 何を出すかはもう言うまでもない。
「それへの扉がある、それでだと思うけれど」
「出すのって深い意味があるのね」
「出さないと生きていられないしね」
 飲んで食べて出す、人間にとって欠かせない生物活動だ。若し出ないとなるとそれだけで死に至る、どちらもだ。
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