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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第七話『交渉』
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に連絡してきたらしい。
そのことを聞いて俺は頭を抱える。仮にも悪魔払いが悪魔にご馳走になるっておい…。
とりあえず、
「イリナ。お前減俸な」
「えー!」
「えーじゃねえよ…」
任務の経費でそんな物買うんだから自業自得だ。念のためイリナに渡した金とは別に費用はとってあったからいいが。
イリナに今回の処罰を言い渡した後、俺は先ほどからこちらを窺っていた三人の悪魔たちのほうに視線をむける。
「それで、イリナたちに仲介を頼んでまで俺になんの用事だ?リベンジマッチなら今は忙しいので今回の任務が終わってからにして欲しいんだが?」
「いや、今回はあんたたちに頼みがあって来たんだ」
頼み?
「悪魔である君たちが、教会の人間である俺たちにか?」
俺のその言葉に兵藤は頷き、口を開いた。
「エクスカリバーの破壊に協力したい」
「エクスカリバーの破壊に協力したい」
俺の告白にゼノヴィアとイリナは目を丸くさせて驚いている様子だった。互いに顔を見合わせてもいた。
まあその反応も当たり前だろう。二人には俺たちがこいつらに接触した理由を話していなかったのだから。
最初は彼女たちと接触した時に目的について話しておこうと思ったのだが、ゼノヴィアがそこにまったをかけたのだ。
「私たちのリーダーはシオンだ。つまりこの任務での物事への決定権は彼にある」
そういって彼女が仲介役としてシオンをこの場に呼び寄せてから三人にまとめて目的を話すということになったのだ。
そのシオンはしばし無言で目を瞑った後に口を開いた。
「…まあ、破壊できるのならば一本くらい任せてもいいだろう」
「!?本当か!!」
「まあそちらの正体をバレないようにするという条件つきだがな」
予想外にあっさりと許可がでたので、俺は口をポカンと開けてしまった。
え?いいのかマジで?そんなあっさりと?
「ちょっと、ラザ君いいのそんなこと言って?相手はイッセー君とはいえ悪魔なのよ?」
異を唱えるイリナ。まあ普通はそういう反応だろうな。敵である俺たちに自分たちの特別な武器である聖剣の処遇を一本とはいえ簡単に任せると言ったシオンの方がおかしいんだ。まあそれを頼んだ俺の言えることではないが。
「イリナ。俺には三つの義務がある。最低でも三本のエクスカリバーを破壊することと堕天使幹部コカビエルの討伐。そしてお前ら二人を無事に生還させることだ。彼らが俺たちを手伝ってくれて君たちの生存率が少しでも上がるなら俺は喜んで彼らと手を取りあおう」
…あれ?これって言い換えればゼノヴィアたちを生かすために俺たち利用するっていうことじゃね?
イリナはそんなシオンの言
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