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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第六話『教会で』
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とおりにとるなら目の前の男はそれなりに顔が知れているらしい。だが、シオンは目の前の男に見覚えがなかった。

(いや…、ちょっと待て)

そこでシオンはおぼろげながら思い出す。自分が目の前の男の顔を見たことがあることを。

直接会ったわけではない。しかし確かに見たことがある。あれは確か…。

「まさか、まさか貴様は!?」

そこでシオンは目の前の男の正体を思い出して驚愕の顔を浮かべる。シオンが男の顔を見たのはエクソシストになったときに上司から渡された手配書。その中で危険度SSランクとして目の前の男の顔が乗っていたことを思い出したのだ。

その男の名は、






「ウィル・ガーランドか!?」






その言葉に目の前の男は不敵に嗤う。やっと気づいたかと言わんばかりに。

「やれやれ、先輩の顔ぐらいちゃんと覚えておけよな、後輩君?」

“ウィル・ガーランド”

その男はかつてバチカンでトップクラスの力を持つエクソシストとして活躍していたが、ある日同胞であるエクソシスト十人以上を殺害して逃亡したその世界ではSSランクの賞金首。

そして、シオンの前任。







つまりはかつて十三機関のメンバーだったエクソシストだった男でもある。


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