暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第四話『決闘 ―― 十三機関の実力(中編)
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
否定する。
「違う…?」
子猫のあげた疑問の声にゼノヴィアは頷く。
「ああ、あれは遊んでるな。本来ならばもう決着はついてるはずだ」
「たぶんあの二人の実力を計るためにわざと長引かせてるのね」
ゼノヴィアの言葉に、二人目の聖剣使い、紫藤イリナがそう続ける。
その言葉に私たちは驚愕する。
どれだけの実力だというの、あの男はっ!?
「一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
そんな時、今まで黙っていた朱乃が唐突に声をあげる。どうやら教会組の彼女たちに聞きたいことがあるらしい。
「なんだい?」
「あなたは、部室であちらのシオンという方がアーシアさんのために死にかけた。そう仰いましたね?」
「………確かに言ったね」
「いったい彼になにがあったんですの?」
朱乃のその質問に、アーシアが体をびくりと震わせて、うかがうような目でゼノヴィアの顔を見る。どうやら彼女も気になっていたらしい。
それも仕方ないだろう。
久しぶりに会った大切な幼なじみ。その幼なじみが自分のせいで死にかけたと言われたら、優しい心の持ち主である彼女が気にしないわけがない。
自然と私たち全員の視線が、教会組の二人へと集まる。
それにゼノヴィアは溜息をつきながら口を開いた。
「シオンは教皇様とある取引をしたのさ」
「取引…ですか?」
そう聞く朱乃に、一つ頷いて話を続けるゼノヴィア。その口から語られたのは予想外の事実だった。
「アーシア・アルジェントの異端認定解除を条件に、シオンはとあるSS級はぐれ悪魔の単独での討伐任務を引き受けたのさ」
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ