暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
第四話『決闘 ―― 十三機関の実力(中編)
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
にムカッときて、決闘を許可してしまったが。
でも十三機関の人間の実力の一端がこれでわかるのならそれでもいいかと思い直した。それに少し期待していることもある。
私の眷属の中でエース的存在である祐斗と、経験が少なく、才能にも乏しいが、神滅具『赤龍帝ブーステッドの籠手ギア』を所持する可能性の塊といっていいイッセー。
この二人ならば、たとえ相手が最強クラスの悪魔払い(エクソシスト)であっても、勝てないまでも一矢報いるかもしれない。そう思っていた。
―――――――しかし、それは甘い幻想だったと思い知らされる。
「ブーステッドギア!!」
『Boost!』
イッセーがブーステッドギアで底上げした力で殴りかかるが、
「遅い」
ガシッ!
「へ?」
軽く屈んで避けると、地面に手をつき駒のように回り、イッセーの顎を蹴り上げる。
「がっ!?」
そこへ祐斗が切りかかる。
「隙ありだ!」
「そうでもない」
祐斗の剣が届く前に、シオンは地面を押し上げる要領で、逆さのまま上空でジャンプしてかわし、ちょうど祐斗の頭上の位置にくると、足元に魔法陣のようなものを出現させ、それを蹴って地上へと突っ込む形で祐斗に拳を打ち下ろす。
「ぐぁっ!?」
「祐斗!?」
前に倒れ込む悠斗を尻目に、シオンはそのまま地面に顔を突っ込む前に、悠斗を殴ってないほうで柔らかく着地し、その勢いのままバク転してそのまま着地しようとするが、
「いまだ!くらえドラゴンショット!!」
いつの間にか起き上がっていたイッセーが、右手から増幅された魔力弾を、シオンが着地する寸前を狙って撃ち放つ。
あまりブーストする暇がなかったのか、中級悪魔程度の魔力しか感じられなかったが、それでも人間相手には十分な威力。
しかもシオンは着地しきれてない今の状態では、避けきれないはず。
これは決まった!そう思ったのだが、シオンは右手に魔力を集中させたかと思うと、イッセーの魔力弾を手刀で切り裂いた!
「なっ!?」
あまりにも予想外の出来事に、イッセーの動きが一瞬止まる。
それも仕方ないかもしれない。
いくらイッセーが魔力の才能に乏しいといっても、今のイッセーのドラゴンショットの威力は並みの悪魔払い(エクソシスト)なら一撃で打ち倒せる威力だった。少なくともあのレイナーレとの戦いでイッセーが苦戦した白髪の悪魔払い(エクソシスト)、フリードならば、今ので行動不能にできたはずだ。
それを手刀で叩き切るなどと……。
「これが十三機関の力だと言うの…?」
「違うよ」
思わずでた私の言葉を、しかし隣で見ていた聖剣使いの一人である、ゼノヴィアが
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ