暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0104話
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頭を下げて、去っていくオウカとゼオラ。その後ろ姿を見送りながら、俺も作戦司令室へと戻る事にした。





「ああ、アクセル。呼び出す手間が省けたな」

 作戦司令室へと入って来た俺に向かって最初にヴィンデルが口に出した言葉がそれだった。

「どうしたんだ?」
「オペレーション・プランタジネットについての打ち合わせをしようと思ってな」
「W17の自爆で損傷したシステムXNの修復具合はどうだ?」
「レモンが現在修理しているが、後2日くらい必要だそうだ」
「ならシステムXNの修復が完了したら……」
「ああ。ノイエDCとは袂を分かち、本命に接触する」
「インスペクター、か。だが、向こうの世界に残っている記録で奴等の性格なんかは知っているだろう? こちらを見下しきって病原菌扱いする連中を相手に上手く御せるのか?」

 インスペクターのメンバーは、幹部が人間でその部下がバイオロイド。その辺を考えると、俺達シャドウミラーとよく似ている組織構造と言ってもいいだろう。しかし自分達の方が上の存在だと思い込んでいる奴等が、こちらの思い通りに踊ってくれるかどうか。

「なに、その辺は私に任せてくれればいい。そういう奴等の相手はあちらの世界の上層部相手に嫌となる程やってきた。そして奴等の力と技術さえ手に入れる事が出来れば私達の理想にまた1歩近づく事になる」
「もっとも、ローズがしくじれば計画の見直しが必要になるがな。その辺は大丈夫なのか?」
「インスペクターはこちらの技術に興味を持っている。特に転移装置としても使えるシステムXNにな」

 システムXNの本来の用途、次元転移装置についてはインスペクターも気が付けないと思われる。自分達が転移装置を実用化しているので、インスペクターとしての物事の見方以外が出来ないんだろう。

「それにオペレーション・プランタジネットがある程度まで進んでしまえば嫌でも戦力が足りなくなり、こちらを当てにせざるを得なくなる」
「バン大佐の性格を考えれば、まず間違いなく最前線で戦闘に参加するだろうな」
「ああ、そしてそのままプランタジネットが彼の終焉の舞台だ。それに上手く転がればハガネやヒリュウ改、ヘリオスもその場にいる可能性がある」
「奴等か……あの連中を相手にするとなると、不確定要素が強いんだがな」

 そして、その時にオウカとゼオラはアギラの枷から解き放たれる事になる。

「私はその様子を想像するだけで楽しくてしょうがない。……この感じ、これこそが闘争というものだ。そしてそこから産み出される混沌こそが私達の望むもの」
「お前が、だろう?」
「……言っただろう? 私達が、だ」





 そして数日後、トリニティゲインの修復も終わった事により戦闘準備を整えた俺達は戦力となる者
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