スーパーロボット大戦OGs
0104話
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解したのだろう。2人とも先程までの和やかな雰囲気ではなく、真面目な顔をして俺の話を聞いている。
「そしてその作戦中にハガネやヒリュウ改と接触したら俺達も出撃する事になるだろう。その時には恐らくヴィンデルも出撃する筈だから、シロガネの内部に対する警戒も薄くなる筈だ。お前達はその隙を突いてビルトファルケンで脱出しろ。その際、ちょっと狭いが3人ともビルトファルケンに乗って出撃してもらう。そしてそのままあっちの戦力と合流しろ」
「あの、分かりましたけど……大尉は?」
「ん? 俺はもちろんオペレーション・プランタジネットに参加するが?」
もっとも、その参加方法はノイエDCを裏切ってインスペクターに加勢するという参加方法なのだが、それは教えない方がいいだろう。
「え? 大尉も私達と一緒にハガネに行くんじゃないんですか!?」
オウカの質問に答えた俺に向かって、ゼオラが叫んでくる。どうやら俺もオウカやゼオラと共にハガネやヒリュウ改に合流するものだとばかり思っていたらしい。
「元々の約束は、お前達をアラドやラトゥーニと再会させるというものだ。それに俺は関係ないだろう?」
「でも、それだともしかしたら私達はアクセル大尉と戦う事になるかも……」
「それも、戦争では良くある事だ」
「大尉……」
「そんな顔をするな。ほら、可愛い顔が台無しだぞ」
悲しそうな顔をしているオウカの頭を軽く撫でてやる。
「それに、インスペクター相手のこの戦い。恐らくそう長くは続かないだろう。近いうちに戦いが終わる事になると思う」
そう。オペレーション・プランタジネットが終了すれば、そう長くは続かない筈。
インスペクターとアインストをハガネとヒリュウ改が倒してくれさえすれば、この戦いは一応の決着を迎える。
俺がオウカやゼオラをアラドに合流させるというのも、何も俺の代わりに奴等と戦って貰う礼だけという訳でもない。オウカにしろ、ゼオラにしろ、パイロットとしては十分に一線級の力を持っているのだから。
「それは本当ですか?」
「ああ。俺の予想が正しければだがな。そうすればまた会える日が来るかもしれない」
自分の発したその言葉に、ふとあちらの世界のユーリアの事を思い出す。この約束もまた、叶えられる可能性はかなり小さい。
なにせオペレーション・プランタジネットでシャドウミラーはノイエDCを裏切りインスペクターと手を組む事になるのだ。このまま事態が進行した場合は俺達がオウカの前に立ちふさがる事になるだろう。
……もっともそうならないように色々と動いてはいるんだが、な。
「さて、じゃあこの話をクエルボ博士にも伝えておいてくれ」
「分かりました。では早速セロ博士に伝えたいのでこの辺で失礼させて貰いますね」
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