第一章 無印編
第十五話 『争奪戦…海上の出来事』
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ら…それではいってきます!」
私はそれでブリッジを後にした。
シホ達が立ち去った後、
「…よかったんですか、艦長?」
「ええ。シホさんはクロノと同じく頑固だから言っても無駄だと思ったから」
「あはは…確かに二人は似ているところありますね」
「さて…では本艦はいざという時に備えて待機をします! 各員はいつ何が起こるかわかりませんから逐一報告を頼みます!」
『了解!』
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・テスタロッサ
いけない…!
ジュエルシードを発動するだけに魔力を使いすぎて封印作業が出来ない!
アルフも雷に拘束されていて身動きが出来ないでいる…。
さらにもうサイスフォームも保てる程魔力が残っていない…!
これでお終い…?
母さんの笑顔が見られない…!
母さんの望みが叶えられない!
私は、こんなところであきらめたくない!
ああ…でも無常にも私の周りには竜巻が押し寄せてきた。
こんな時、あの白い子とフェレット達…そしてシホは助けにきてくれるだろうか?
でも、さすがにそれは無理かと…諦めかけ目を瞑って最後を待った。
だけど…!
「はあぁぁぁーーーッ!!」
あの子の声が、シホの声が聞こえた。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
私はタラリアを履き、手にはゲイ・ジャルグを持ちフェイトを襲おうとしていた竜巻と雷を切り払った。
やはり一時的なものらしくすぐに復活してきたがどうということはない!
「ユーノ、フィア…そしてアルフも協力して! なのはとフェイトはジュエルシードの封印を最優先に!」
「シ、シホ…!」
「話は後で聞いてあげる。だけど一ついえることは…なのは!」
「フェイトちゃん、助けに来たよ!」
「助けに…?」
「そういうこと! 封印、頼んだわよ!」
私はそう二人に告げて迫ってくる竜巻をゲイ・ジャルグでことごとく切り裂いていった。
ユーノ達もバインドで足止めをしてくれている。
後はあなた達次第よ…なのは、フェイト!
そしてしばらくして、なのはとフェイトとの会話が終了して二人はそれぞれ杖を構えて、
「ディバイン・バスター!!」
「サンダー・レイジ!!」
二人のフルパワーの力で海上は盛大に荒れたが6個のジュエルシードは暴走をやめ空中に浮いてきた。
しかし、やっぱり二人の出力はすさまじい…。
そしてなのはがフェイトに向かって、
「友達に、なりたいんだ…」
なのはがフェイトに思いを告げた。
それでなんとかなろうとした途端、空から無粋にも雷光が降り注いできた。
それにフェイトが「母さん!?」と怯えにも似た声を上げる。
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