第一章 無印編
第十五話 『争奪戦…海上の出来事』
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ゃどうしようもない。
今のところはお手上げね…」
「それに関してはどちらかを捕まえて吐かせるしか情報はないな」
「でもフェイトはおそらく捕まえてもなにも話さない…いや、話せないと思う。
おそらく理由はなにも聞いていないと思うから」
「だろうね。それじゃやっぱりプレシア逮捕を優先した方がマシという事だな」
「まだまだ謎が多いということね」
それで話し合いはなのはが帰還したことで終了した。
それから十日間が過ぎた。
なのは達は食堂でお互いの身の上話をしているようで中々コミュニケーションを取れているようだ。
特になのはとユーノが見た限りいい雰囲気でフィアが少し居心地悪そうにしている。
そして私はというとリンディ茶(命名)を阻止すべく甘味を作っていたりする。
ついでにいうとここ数日で食堂関係者にここで働かない? という相談が何度も交わされているのでまいっていた。
とりあえず今回は月餅とその他に軽い栄養素のある食事を作ることにして、まずリンディさん達スタッフがいるブリッジに持っていって、その後に待機中の魔導師の人達の場所に持っていった。
「ありがとう、シホちゃん。これで元気が出たよ」
「そうですか。それじゃいざという時には頑張ってください」
『おう!』
魔導師の人達が元気よく返事をしたので私は「それじゃ」と言ってなのは達の所に向かった。
◆◇―――――――――◇◆
…シホが待機場所から去っていった後、魔導師達は、
「あの娘は将来とてもいいお嫁さんになるだろうぜ?」
「あ、やっぱりそう思うか。それに魔導師適正がすでにSランクだっていうからもし管理局に入ってくれるんなら、なのはちゃん共々有名になるだろうな」
「…しかし話で聞いたが世界から居場所を無くしてこの世界に来たっていうじゃねーか。
あんな将来有望で可愛い娘に追っ手を出してまで殺そうとするなんてその世界は相当腐ってやがるな」
「ほんとだぜ!」
「もしシホちゃんの魔術師の能力が原因でなにか上のやつらが動く事があったら徹底抗議してやろうぜ!」
「それはいいですね」
密かにシホを守る会が発足していたりするのは余談である。
もしシホの真実を知ったらどうなる事だろうか…?
だがその時、アラートが鳴り響き魔導師達はさっきの件で元気な為、いつでも出られるように待機するのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・シュバインオーグ
私達は食堂で話をしている時にアラートが鳴り響いたので急いでブリッジに向かった。
ブリッジに入ったらモニターに映し出されている光景に驚いた。
そこには海上の上で竜巻と戦っているフェイトとアルフの姿があったからだ。
「クロノ、状況は?」
「…海上で強力な魔法を使
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