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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十五話      『争奪戦…海上の出来事』
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ランサーと同じようなものでしょう?」
「威力を無視すればな…あれも呼び出して一気に放つものなのか?」
「そうよ。あれを使えるようにするには昔はかなり苦労したからね」
「そうだろう。もし簡単に使えるようになったとか言ったら殺意が沸いていただろうからな」
「そう。あ、それで私の評価だけど…」
「ああ。文句の付け所はないさ。これからよろしく頼む」
「うん、よろしく」

それでクロノと握手を交わしたけど何故かクロノはその後にエイミィさんと一緒にどこかに消えてしまった。
なにかあったのかな…?


◆◇―――――――――◇◆


その後、アースラを拠点として私達はジュエルシードの回収に専念していた。
現在アースラに来てから二つ入手して9個…今はなのはとユーノ、フィアが三つ目の回収作業に入っているので計10個になる。
そしてフェイトの方も動いているようで二つ奪われている。
おそらくこれで4個あちらに渡っていることになる。
私が一つ破壊してしまったので合わせて14個…よって残り6個…。
だけどその残りは居場所が掴めずにいて目下捜索中である。

私はというと今はクロノ達と時空管理局のデータでフェイトについて調べている最中。

「フェイト・テスタロッサ…かつて大魔導師と言われたオーバーSランクの魔導師と同じファミリーネームだ」
「大魔導師…?」
「ああ。君はフェイト・テスタロッサとその使い魔に戦闘以外で接触した事があるっていっていたね」
「ええ。それで少しだけ話して分かったことは、
一に、フェイトはジュエルシードを集める事だけに執着している。
二に、どう使うかとかはきっと考えていない。
三に、背後でフェイトを動かしている黒幕がいるということ。
…その三点ね。私がわかった事は…それでその大魔導師っていう人の名前はなんていうの?」
「プレシア・テスタロッサ…かつてミッドチルダ――僕達の世界のことだが――の中央都市で魔法実験中に次元干渉事故を起こして追放されてしまったんだ」
「追放、ね…」

そしてプレシア・テスタロッサのプロフィールを見ると26年前にあるプロジェクトの主任を任されたが、そのプロジェクトで致命的事故を起こしてしまい、「プレシア・テスタロッサが違法手段・違法エネルギーを用い、安全確認よりもプロジェクト達成を優先させた」と記載されている。
だが事故の際にプレシアは娘のアリシア・テスタロッサを失い会社を告訴したらしい。
その裁判の結果、娘の賠償金を支払う事で告訴は取り下げられ裁判は終結した。

「資料はこれだけ…。これじゃプレシアはなんの目的でフェイトにジュエルシードを集めさせているのかわからないわね?
それに26年前ってことは、フェイトはその後に生まれたって事になるけどその後の足取りが不明じ
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