第一章 無印編
第十五話 『争奪戦…海上の出来事』
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ますのでサポートをお願いするわね」
『了解!』
それで会議は終了した。
クロノは参加しないのかという話を振ってみたけどリンディさんが代わりに「クロノは後のことを考えて温存させておきます」との事。
それからはアースラの中で暮らす事になったので一室を借りられることになった。
クロノに部屋へと案内をされている間、
「そうだ。シホ、少しいいか?」
「ん? なに、クロノ?」
「なのは達は魔導師としてもう実力は知っているけどまだ僕達は君の実力を知らない。
だから模擬戦をしてもらいたいんだ。もちろん訓練場でだけど仮想敵を数体出現させるけど構わないか?」
「別に構わないけど…なにか裏はないわよね?」
「ないぞ?」
「言ったわね。その言葉を今は信じておいてあげるけど裏切るようなら呪いをかけるからそのつもりで…」
「呪いって…一体?」
クロノが顔を青くしながら聞いてきた。
だからイリヤの使える魔術の知識の中で適当に使えるものを色々吹き込んでおいた。
例えば「寝込むほどの熱を出させる」といった軽いものから始まり「魅了の魔眼で体を動けなくさせる」や「意識を無機物に移し変える」といった本格的なものまで。
「シホちゃんって…そんな怖い魔術も使えるの?」
「ええ。本来魔術はこういった陰湿なものがほとんどよ。
それと私は使えることには使えるけど経験と才能が少ないから失敗するかもしれないけど…」
「わ、わかった! 絶対に約束する!」
クロノの必死の表情で私は裏がないと確認してその件に承諾した。
◆◇―――――――――◇◆
Side クロノ・ハラオウン
シホが訓練室に入ったのを確認して僕達はエイミィがいるモニター室に入った。
なのは達にも入ってもらったのはシホについて色々意見を聞きたいからだ。
「それじゃシホちゃん。模擬戦を開始するけど準備は大丈夫?」
「はい。私はいつでも」
そう言いながらも彼女は赤いコートを羽織って待機していた。
「あのコートにもなにかしら魔力を感じるな。あれはなんなんだろうな…?」
「お姉様が言うにはあれは外側からの魔力を和らげる効果があるらしいです。確か名前は『マルティーンの聖骸布』って言っていました」
「…技術提供は等価交換で禁止されてしまったが彼女の武器庫というものを非常に見たくなった」
「僕もです。考古学者の端くれとしては実に興味があります」
「シホちゃんってなんでも持っているんだね」
「エイミィ、彼女等の話で今まで出てきた武装の名前を言ってくれ」
「はいはーい。
双剣を干将・莫耶。空を飛行できる靴をタラリア。すごい長刀の物干し竿。天の鎖。黒鍵。ロー・アイアス。カラド・ボルク。そして最後にゲイ・ジャルグだね」
モニターに映し出された
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