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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十五話      『争奪戦…海上の出来事』
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それから一時、自宅に帰宅したシホ達は大切なお話があるという事で桃子に相談していた。
そしてシホがなのはの横で黙っている間になのはは桃子に最後までやり通したいと言う覚悟の言葉を伝えた。
シホもなのはの補助をしたいという事で話を通した。
無論、魔法関係の話はしない方向で。
桃子はそれを聞いて少し涙を流したが二人の決意を聞いて快く送り出してくれた。
そしてなのはは着替えやその他をリュックに詰め込んで先に外に出ているとシホに伝える。
まだ家の中に残っていたシホは同じく着替えと、切り札である宝石剣をリュックに詰めてもう一度桃子のところに向かった。

「シホちゃん…」
「桃子さん、心配しないでください。なのはと二人で最後までしっかりやってきます」
「無茶だけはダメよ? なのはもそうだけどもし怪我でもしたら許しませんからね?」
「はい。でも無茶はしないっていうのはなのは共々保障できないかもしれないので誠心誠意努力します」
「そう…」

桃子の悲しみを秘めた顔をシホは和らげるために腰に抱きついた。

「いってきます………お母さん………」
「えっ…?」
「な、なんでもないです! それじゃなのはも待っているので…! 今度こそいってきます!」

顔を赤くしながらシホは玄関へと駆けていった。
桃子はしばし呆然としていたが「いってらっしゃい…」と言って涙を流していた。


◆◇―――――――――◇◆


Side シホ・E・シュバインオーグ


私達がアースラに再び戻り会議室にクルー全員が集められた。
そこであらためてこれからジュエルシードの捜索をリンディさんは宣言した。
その後に私達の自己紹介が行われていた。
ユーノとフィアはやっぱり管理局を知っているあたり少し緊張気味だけど、逆になのははというとはきはきしながら挨拶をしていた。

「そして最後の一人…もうクルー全員は知っていると思いますが次元世界ではなく並行世界というまったく違う異世界から来たという魔術師の…」
「シホ・E・シュバインオーグです。正確には魔術師というより魔術使いという方がしっくり来ますが、これからよろしくお願いします」

私が社交的に挨拶をして愛想笑いを浮かべた。
するとクロノを含めた男性職員達が全員顔を赤くした。
それに女性職員が「ムッ!?」といった感じで男性陣を睨んでいた。
はて、なぜだろうか…?

「フィア…シホってやっぱり天然だね」
「でもそこが素敵なのよ」
「シホちゃんの笑顔には誰でも敵わないよね〜?」

はて…? やっぱり笑顔はそうとうダメなのかな?
リンにも言われたけど別に普通に笑っているだけなんだけど…。

「おっほん! それでですがジュエルシードの回収はこの四名を中心に行っていき
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