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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十四話      『時空管理局との接触』
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入ってほしい魂胆だろうし…。
そこで口を出させてもらうことにする。

「…別に、一晩なくても大丈夫じゃないですか?
クロノの言った通り、関わりを断つなら今この場でなのはからデバイスを没収してユーノとフィアも元の世界に強制送還してしまえば済む話。
それなのに一晩時間を与えるという事はそれだけこの事件について考える時間を与えるということ。
そしてこれからどうするか後に聞く…これは私の予想が正しいならこちらから協力を申し出てほしいという所かな…?
なのはの性格からしてこんな中途半端なところで手は引きたくないだろうし。
そうでしょ? なのは」

私の物言いに驚いているけどなのはは一度頷いて、

「まだフェイトちゃんとお話ができていないからこんなところで引きたくないの…」
「そう…。そうすればリンディさんの誘導は見事成功してこちらは協力せざる得なくなる。
そちらはどうかは分からないけどまだ子供の私達にそちらから協力を申し出るのは管理局としての体裁に関わってくる問題かもしれない。
おまけだけど、なのはの魔導師としての適正はおそらくかなり高いと思うからそちらとしては手に入れたい人員でもある。
そして私の使うそちらとしてはまったく違う体系の技術の提供をしてほしい。
…これはただの私の思った予想ですが…間違っていてくれれば苦労に越したことはないですね。
クロノはどう思う…?」

ここでリンディさんの息子のクロノに話を振ってみる。
だがここで自身に問われるとは思っていなかったらしく少し考え込んでいるが、

「…僕自身はさっきと言った事は変えるつもりはないよ」
「そう。クロノはまだ素直でよかったわ。それでリンディさん…私の勝手な推論はどう受け止めますか?」
「………そうね。シホさんの言った事はだいたい合っているわ。
管理局としては一般人にこちらから協力を要請するのは極力ご法度。
だから私としても要請することはできなかったからこういう回りくどい方法を取りました。
そしてなのはさんの魔導師としての潜在能力と、シホさんの未知の魔法もこれからの管理局に貴重なものだと思ってしたこと。
意地の悪い言い方をしてしまったことを謝罪するわ」

リンディさんはそういって頭を下げてきてくれた。
おそらく根はとても優しい人なのだろうけど自身の気持ちと管理局としての立場で板ばさみになった結果だろう。
その事を伝えてみると、

「そこまで読まれているなんて…私の気持ちも汲んでくれるなんて。これだとシホさんには言葉では敵わないかもしれないわ」
「苦労しているんですね…」
「口には出さないわ。ですが厚かましいかもしれませんが、出来たら協力してくれませんか?
まだこちらは情報が少なすぎるしあの黒衣の少女の事も調べないといけない。
そして
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