第一章 無印編
第十四話 『時空管理局との接触』
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Side シホ・E・シュバインオーグ
クロノに連れられてゲートから転送されてアースラという戦艦に乗り込んだのはいいけど…。
「デバイスとかいう意思を持つ機械式の杖ならまだ許せる範囲だわ。魔法系統も認められる。
でもさすがに戦艦だなんて…SFもここまで来ると笑えてくるわね」
「何を言っているんだ? この戦艦だってすべてとは言わないけど魔法を動力に使っているんだかられっきとした魔法文明の遺産の産物だ」
「…ごめんなさい。私には少し、いやかなり理解できないわ。もうこの話はしないで、お願いだから…」
「なにか事情があるのか?」
「とりあえず相応の場になったら説明してあげるから…」
「わかった。それで君は先程武器を消したようだけど、他の三人も魔法やバリアジャケットを解除してくれ」
「あ、はい。わかりました」
話に着いていけずにおどおどしていたなのはもやっと反応できたのかバリアジャケットを解いて制服姿に戻った。
ユーノも変身魔法を解き人間の姿になった。
そしてフィアはというと、
「お姉様…この棒はどうしましょう?」
「また後であげるから今は消しておくわよ? 投影、解除」
私の詠唱でフィアの棒は霧散と化した。
「君は本当に不思議な魔法を使うな。転送系かなにかか?」
「そうよ。…まぁあなた達とはそもそも系統からして違うものだけどね」
「どういうことだ? 君は魔導師じゃないのか?」
「だからそれも含めて後で説明するわ」
「そうか…まぁ無理に詮索はしない。さて、ではこれからこの艦の艦長の場所に案内するから着いてきてくれ」
この艦の艦長か…。さて、どういう人物だろうか?
私の嫌いなタイプでないことを切に祈っておこう。
だが、その期待はいい意味で裏切られた。
艦長室に入った途端、迎え入れてくれたのは何ゆえに和室…?
畳みや盆栽は趣味なのだろうか…?
というよりここまでアレな部屋だと職権乱用ではないのだろうか…?
そんな事を思っていたら、部屋にいた緑色の髪の女性が話しかけてきた。
「クロノ、お疲れ様ね。それとよく来てくれたわね。さ、疲れているようですし座ってちょうだい」
「あ、はい。失礼します…」
なのは達がそれに答えて座っていく。
なので私も一応警戒しながらも座することにした。
なにかあればすぐにでも魔術回路は起動できるようにスタンバイしておく。
この世界の魔法は神秘なんてものは理解していないところがあるから気づかれないだろうし。
そして自己紹介がお互いにすんだ後、これまでの詳しい経緯をユーノが代表して話していく。
「…それで僕達は散らばってしまったジュエルシードを回収しようとなのは達の世界に来たんです」
「それは立派なことだ
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