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赤髪の刀使い
依頼
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「ひとまず…俺のこの服装ってどうにかならないか?」

俺達はクライン達と別れ《始まりの街》の裏道を歩きながら俺はリズに聞いてみる。

「可愛いからいいじゃん。
変えなくても」

リズは俺をにやにやと笑いながら昨日からのドロップ品を売って出来たコルを眺めている。

「それに服を買うコルなんて今のところないし」

今から俺達は新しい武器を手に入れるために武器屋に向かっているところだ。
アルゴの情報が正しければこの裏道を行った先に《はじまりの街》で一番武器が安く売っている店があるはずだ。
ちなみにドロップ品も周りのNPCの中でも一番高く買い取ってくれるNPCのところで売り払った。
まぁ高くっていっても一品あたり2、3コルってところだけど…
多分もっと元が高価なアイテムを売れば差が出きるはずだ。

「そうは言っても…ずっと同じ服っていうのも嫌じゃないか?」

「んーもうちょいコルに余裕が出来てからね」

さすがにリズの方がMMORPG歴が長いだけあって、初期の資金のやりくりが分かっているのだろうか?

「とりあえずこのコルは武器と今日の宿代を残して回復ポーションにするわよ」

まぁ…それでもいいか…






「いらっしゃい」

アルゴの本に書いてあった武器が安い武器屋に入ると無愛想なNPCが向かえてくれた。
NPCは一言しゃべったあとはなにもいわなくなった。
自由に見ろということだろうか。

「んーいい武器ないかなぁ…」

リズは早速武器を陳列されている武器を見ている。
俺はちょっと気になったのでNPCに話しかけてみることにする。

「刀ってありますか?」

アルゴは2層目にあるって言ってたが、βと違っているかもしれないから聞いてみるのだ。

「…ないよ」

NPCは相変わらず無愛想に答えてくれる。

「じゃぁ曲刀ください」

刀スキルを出しておくのも悪くはないだろう。

「うん!これにする!」

リズが飾ってあった武器から小柄なメイスを持ってくる。
そして購入。

俺とリズは購入した武器を見せ合うがどちらも初心者が持つようなちゃっちい武器に見える。

「まぁ…仕方ないか」

「だね」

俺達はフィールドに向かいだした。








「うっしー今日はこれくらいにして引き上げるかぁー」

俺は耐久値が半分ぐらいになった曲刀を見ながら言う。
うーん…耐久値の減りとこの曲刀の値段…使ったポーションの値段…モンスターからのドロップ品の売却にドロップしたコル…ちょっと黒字って所か…
スキル値はあまり溜まってないだろうな…俺は基本スキル使わないし…
やっぱりこのソードスキルってのは使いにくい。
フェイントと
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