第六十六話 プリティ=デビル
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第六十六話 プリティ=デビル
邪魔大王国及び百鬼帝国との戦いは終わった。今ロンド=ベルの面々はプールでくつろいでいた。
「いや、やっぱりあれだよな」
黒いビキニに身を包んだカガリが笑顔でプールビーチにいる。筋肉質だがかなりいいスタイルをしている。そこにははっきりと成長が見られる。
「泳ぐのが一番いいよな」
「ええ、そうよね」
カガリの今の言葉にエクセレンが頷く。
「これが一番美容にいいのよん」
「そういえばエクセレンさんって」
水色のフリルのキュートな水着を着ているプリシラがエクセレンのスタイルを見て言う。
「いつも凄いスタイルですね」
「プール大好きなのよ」
赤い露出のかなり多いワンピースで述べる。
「直射日光もないしね」
「そうそう」
今のエクセレンの言葉にアクアが頷く。
「やっぱり紫外線がないのが一番いいわ」
「そんなに紫外線が怖いのか?」
「当たり前よ」
すぐにヒューゴに言葉を返す。彼女はその見事なプロポーションを黒い競泳水着で覆っている。かえってそのスタイルがはっきりと浮き出ていた。
「お肌の天敵なんだから」
「また随分と内向きだな」
ジャーダがそれを聞いて言う。
「そんなに気にすることないだろうね」
「気にします」
それでもエクセレンは言う。真顔で。
「もう二十三歳なんだから」
「あれ、アクアさんって二十三なの?」
ピンクのビキニのカーラがそれを聞いて意外そうな顔になる。
「もっと若いのかって思っていたわ」
「若い?私が?」
「二十かなって。それか十九か」
「どうしてなのよ」
若く見られたら見られたらでそれはそれで不満そうであった。
「そんなに子供じゃないわよ」
「だってアクアさんって声可愛いから」
「声が」
「そうそう。女の子そのままの声なのよね」
ガーネットがそれに頷く。彼女は赤いビキニだ。
「可愛いのよ、それが」
「可愛いって」
「私の声とそっくり?」
プリメーラの格好は普段と一緒である。特に泳ぐつもりはないようだ。
「何か」
「それでいてモコナにも似とるしな」
カルディナはライトブルーのビキニだ。
「結構おもろい声しとるで」
「面白い声って」
アクアはこう言われて微妙な顔になる。
「何かどうも」
「別に悪いことじゃないですよ」
その彼女にリムが言ってきた。彼女は白い大人しいワンピースだ。
「別に」
「そうなのかしら。何か」
「確かにアクアさんって」
ここからの言葉は少しニュアンスが変わる。
「結構からかい易いところありますけれど」
「やっぱり馬鹿にしてるんじゃない」
「いえ、そうじゃなくてですね」
「何なの?」
「それでもスタイルいいし声も顔も可愛いし」
「顔も」
それを言われると
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