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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十五話 神よ百鬼の為に泣け
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か?」
「だってそうだろ。リョウ達が捕まって危ないところだったじゃねえか」
「何言ってるのよ、この馬鹿」
今の甲児の言葉にアスカが突っ込みを入れる。
「何が危ないところよ」
「捕まっていたのが危なくねえのかよ」
「捕まっていたんじゃないでしょ」
アスカが言うのはそこであった。
「捕まっていたんじゃなくてわざと捕まったんでしょ」
「そういやそうだったか」
「全く。相変わらず馬鹿なんだから」
「何ィ!?馬鹿って言ったな!」
「馬鹿に馬鹿って言わなくて何なのよ!」
アスカもアスカで言い返す。
「竜馬さん達が何考えていたか全然知らなかったじゃない!あれだけの大騒ぎで!」
「大騒ぎだったか!?」
やはり甲児はわかっていなかった。
「何処がだよ」
「・・・・・・あんたやっぱり馬鹿ね」
完全に呆れ果てた声になっていた。
「それもどうしようもない」
「俺の何処が馬鹿なんだよ」
「馬鹿以前に鈍感じゃないのかしら」
めぐみは今の甲児を見てこう思った。
「ひょっとしたら」
「そうでごわすな」
それに大次郎が頷く。
「どうにもこうにも」
「甲児兄ちゃんは相変わらずだね」
日吉も完全に呆れていた。
「こうしたところは」
「どうしようもないようだな」
一平の声は醒めていた。
「わかってはいたが」
「だが。何はともあれ助かったからよしとするか」
健一はこれで話を収めることにした。
「作戦が成功してな」
「ちょっと健一さん」
アスカは健一には今一つ歯切れが悪い。
「この馬鹿それだけで終わらせていいんですか?」
「何か俺と健一で全然態度が違うじゃねえか」
「当然でしょ」
やはり甲児に対してはきつい。
「あんたみたいなスーパー馬鹿は」
「俺はスーパー馬鹿だったのかよ」
「そうじゃなくて何なのよ」
また言い返す。
「そんな馬鹿で何時までも生きていられるわよね」
「俺は不死身だからな」
悪びれず言う甲児だった。
「何があっても平気なんだよ」
「やっぱり鈍感じゃない」
「俺が鈍感かよ!」
「そうよ、スーパー馬鹿なうえに鈍感」
やはり馬鹿なのは外さない。
「それがあんたなのよ」
「このクソアマ・・・・・・!」
「クソアマァ!?」
今度はアスカが激昂する番だった。
「言ってはならないことをよくも!」
「何度でも言ってやるぜこの猿女!」
「もう許さないわよ!」
猿と言われたのはアスカにとって逆鱗だった。
「今度こそ!容赦しないわよ!」
「望むところだ来やがれ!」
「来てやるわよ!」
二人は喧嘩に入った。何処でもこの二人は二人であった。
その戦いをよそに。ロンド=ベルの面々は祝いに入っていた。キラがふと京四郎に突っ込まれていた。
「そういえばキラ」
「どうかしたんですか?
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