第六十四話 鬼達との決戦
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「セフィーロ!?」
「バイストンウェルも。シャドウミラーも」
ショウは言葉を続ける。
「異世界だ。これは横の世界だよな」
「うん」
「時間は縦の世界」
ショウはこう述べた。
「縦の世界もまた異変が起こっているのなら」
「そうよね。有り得るわね」
「あとだ」
トッドがここで言ってきた。
「最後の一人は誰なんだ?」
「ああ、これがな」
「また随分と変わっている」
フェイとアレンが述べてきた。
「シオン=サバっているんだよ」
「シオン=サバ!?」
「ああ、こいつだ」
二人がそれぞれの手で指し示した先には。何処かショウに似た男がいた。
「こいつだ」
「また随分変わっていてな」
「バイストンウェルから来た」
その男シオンはまずはこう言ってきた。
「私と一緒にね」
青い髪のミ=フェラリオも一緒だった。
「宜しくね。シルキー=マウよ」
「シルキー=マウ」
「俺達は七百年後の世界からこっちの世界に来た」
シオンは言うのだった。
「七百年後のバイストンウェルからな」
「七百年後の」
「なっ、妙だろ」
「俺達も最初は信じられなかった」
フェイとアレンはまた彼等に説明してきた。
「しかしな。こいつのオーラバトラーを見れば」
「嘘じゃないってわかる」
「オーラバトラーを」
「サーバインだ」
シオンが言う。
「俺の乗るオーラバトラーはな」
「サーバインか」
「全体的にはダンバインに似ているな」
「そうだな」
またフェイとアレンが説明する。
「ただ、遠距離兵器がなくてな」
「剣だけで戦うタイプだ」
「剣だけでか」
「まあオーラバトラーはそれでもいいからな」
トッドはそれを聞いても特に驚いた様子はなかった。平気なものであった。
「それさえしっかりしていればいいさ」
「そうだな。しかし」
ショウは言うのだった。
「どういうことなんだ。七百年後のバイストンウェルからだなんて」
「やっぱりおかしいわね」
「ああ。おかしなことが異常に起こっている」
チャムに応えて述べる。
「そこにも何かあるだろう」
「バルマーや宇宙怪獣だけじゃないのかしら」
「ひょっとしたら」
ショウはふと思うのだった。
「あるのかもな」
「あるの」
「まだわからない。だがその何かで大きなことになるのかも知れないな」
「不安ね、何か」
「不安だけれど今は戦うしかない」
結論はこれしかなかった。
「何はともあれまた仲間が入った。これで戦おう」
「そういえばよ、トカマク」
トッドがトカマクに声をかけてきた。
「御前さんの乗ってるマシンは何なんだ?」
「一つしかないと思うけど」
トカマクはトッドにまずはこう答えた。
「ダンバインだよ」
「やっぱりそれかよ」
「あの緑のね。あれに乗って
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