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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
アルンと一枚のカード
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の騎士とその中にポツンと佇む紫色の炎だった

「チッ……行くぞ、ユイ。援護を頼む」

「わかりました!」

そういう会話をした次の瞬間扉が開き、緑色の何かが飛び出してきた

「リン君!」

「リーファ。キリトの回収が目的。制限時間は三十秒程度。じゃあ、背中は任せた」

「わかったわ!」

俺はまず、目の前の騎士二匹をほふる。俺は剣を振る。そのたびに騎士が崩壊していく。まだ、この高度なら騎士の密度はそう高くない。だんだん増していく騎士の密度に顔をしかめながら俺は上へ上へと上がっていく。そして、とうとうキリトのリメインライトに手が届いた。だがその瞬間、俺は複数の光る矢に貫かれる。一瞬の硬直。そして数本の剣に貫かれた

「リン君!!」

「キリトを持っていけ!後、剣を貸してくれ!後は……後ろを振りかえるな!!」

「でも!」

「行け!!」

俺は貫かれたまま、キリトのリメインライトを放り投げる。返す刃で、飛んできたリーファの刀を掴むと絶叫しながら回転をする。刺さっていた剣が抜け、周囲にいた騎士が全滅する

俺は構える。キリトとリーファを逃がすために。飛行速度はあまり変わらないが、あの光の矢にやられたはまた捕まってしまう。だから先に行かせた。数秒だが俺は騎士たちと斬りあう。後ろに気を配り、退路をたたれないように。キリトとリーファが充分距離をとったのを確認すると、俺は急降下に入った。後ろから光の矢の詠唱が聞こえる。俺は蛇行し、それをかわして蛇行したことによるタイムラグで近づいてきた騎士を剣でほふる。そうやって、俺が外に転がり出た時には俺は精神も体力も限界だった。俺は出た後、そこに座り込んだ。すると、復活していたキリトがこっちに寄ってきたので、一発殴る……ことは体力的にできなかったので

「後で覚えておけよ」

と言った。俺は続けて

「で、何か言うことは?」

「すまなかった。あの時、頭に血が登って……」

「当たり前だ。まずは様子見って言ったのに……」

「そうだよな。これじゃあ、アスナに顔向けできないよな……」

「アスナって……え?だってあの人は……」
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