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MUV-LUV/THE THIRD LEADER(旧題:遠田巧の挑戦)
16.キメラの産声V
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それを考えれば一日で応用課程C修了というのは驚異的な達成速度だと思います。』
「まあ成績を考えず形だけならなんとか…。他の皆はどうなんですか?」
『皆さん苦労されてますよ。基本課程をクリアできていない人がほとんどです。やっぱり遠田少尉は凄いですよ。』
「うん…そう言ってくれるのは嬉しいですけど実戦があること考えるとやっぱり時間が足りないと思うんですが、どうにかなりませんか?」
『それは私では決められませんね。この開発試験の監督は岩崎参与なので。』
「はぁ…。それは期待薄ですね。まあ今日はこれで上がります。こんな時間まで付き合わせてしまってすいません中尉。」
キメラズは一週間で実戦に耐えられる程度の錬度を求められているためにシミュレーターを優先で使用することができるため、巧は若さとSES計画で鍛えられた戦術機適性にものを言わせてほぼ一日中訓練していた。その成果か、自身は納得していないものの通常では考えられない速度で訓練課程をクリアしていったのである。
『いえいえ。私たちが作った戦術機をこんなに乗っていただけるなんて嬉しい限りです。少尉もお体には気を付けてくださいね。』
「了解しました。明日もよろしくお願いします。」
◆
巧side
今日の訓練はきつかった…。シミュレーター訓練は得意な方で余りきついという印象はなかったけど、機体が思うように動かせないと精神的に疲れるな。それに強化装備ずっとつけてるから汗が…。ああ早くシャワー浴びたい。
シャワールームに着くと既に誰かが使っていた。ここを使うのは帝国軍の衛士だけ。しかもこんな時間に入ってるとは…。一人で使えないのは残念だけどしょうがない。
そう思って入るとそこには白くて大きな形のいい脂肪を二つ胸部に着けた男性ではないナニカが上部から放射される40℃程度の温かいお湯を全身に当てていた。
うん。要約すると巨乳の女性がシャワー浴びていた。
髪は淡い茶色、身長160、3サイズは推定91・60・87のI、胸もそうだが足首か太腿までのラインも美しい曲線を描き扇情的だ。細眼で目じりが下がっているからか穏やかな印象を感じるが、女性特有のやわらかな肢体の中に確かに見える筋肉が並々ならぬ訓練をこなしてきたことを感じさせる…。
―――などと分析しても状況は変わらない。さてどうするか…。
ちなみに言っておくと浴場で女性と出くわすという帝国では中々起きないイベントも軍に所属していれば日常茶飯事だ。前線では浴場も便所も男女共有なので、そういった状況に慣れるために訓練兵時代からその手の羞恥心をなくすための色々な処置がある。俺もパンサーズに所属していた頃に何度か城井中尉と一緒に風呂に入ったこともある。
ただ城井中尉は男っぽいところがあったし、どちらかというと『カッコイイ』という形容が当ては
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