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バカとリリカルと召喚獣
とりあえず自己紹介だね(By明久)
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「はい、それではみなさん。自己紹介から始めたいと思います」

 あの後教室にやって来た先生、福原先生によってFクラスの少しばかり遅いHRはスタートしました。

「まずは廊下側の人からお願いします」

 そんな福原先生の言葉を合図に、一人の生徒が立ち上がります。あれ、あの子は?

「木下秀吉じゃ。演芸部に所属しておる」

 やっぱり、秀吉ちゃんだ。それにしても、去年から思っていたことだけど秀吉ちゃんってなんで男子の制服を着てるんだろ?生徒手帳には『女子が男子の制服を着ていい』なんて校則は書かれてないはずなのに。……ん?なんだか視線を感じるの。

「え〜〜土屋君。高町さんのスカートの中を覗いてないで自己紹介をお願いします」

「えっ!?」

 私が下を向くと、そこには色白の男子、土屋康太君ことムッツリーニ君がいました。

「え〜っと、ムッツリーニ君?」

「……覗きなんてしてない」

 まだ何も言ってないよ?

「覗いてたでしょ?」

「……覗いてない」

「……今日の私の下着の色は?」

「赤のワンポイントリボンのついたライトピンク」

 ………………………語るに落ちるってこのことを言うのかな?

「……!! ……今のは適当」

 そう言ってプイッとそっぽを向くムッツリーニ君。

「本当に適当?」

「……適当」

「本当に覗いてないの?」

「……俺ほどの紳士はこの世にいない」

 どんな紳士なの、と思ったけど。それなら……

「そうなんだ、じゃあ、Hなことには興味ないんだ?」

「……当然」

「女の子の下着にも?」

「……興味ない」

 そっか……。それじゃあ、

「あーーーっ! フェイトちゃんのパンツがーーーっ!」

「……(クワッ!!)」

 次の瞬間、ムッツリーニ君は窓から身を乗り出してあちらこちらを見る。ううん、ムッツリーニ君だけじゃなく……

『なに! テスタロッサさんのパンツだと!?』

『なんだ!? パンツがどうなったんだ!?』

『お前等どけっ! テスタロッサさんのパンツは俺のものだ!』

 次々に窓から身を乗り出すFクラス男子のみんな。というか……

『え! 何々!? パンツがどうしたの!?』

 ……アキ君……

 私は、幼馴染の行動に、呆れるしかありませんでした。

 ちなみに、ムッツリーニ君はあの後で私とOHANASHIしたときなんとなくパンツを見つけてどうするつもりだったのか聞いてみると、『本人に返してあげるつもりだった』そうです。……嘘つき。





      ☆






 紆余曲折はあったものの、何とか自
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