第6話 謎の美少女登場?
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いるような、そんな気さえして来るのですが。
まして、彼女の事を、長門は知って居るような雰囲気でしたし……。
尚、俺の言葉。不思議な事件が進行中と言う言葉を聞いた瞬間、少しの陽の気を発し掛けた少女が、それに続く台詞を聞いて、もう一度、急降下。陰の気を発し始めた。
……何と言うか、見て居て飽きない相手で有る事だけは確かですね。
但し、視界内に納めて置きたい相手では有りますが、彼女と一緒に、騒々しい毎日を過ごしたいとは思わない相手でも有ります。
どう考えたって疲れるでしょう。こんなに騒々しい相手に傍に居られると。
「それに、一度や二度失敗したぐらいで、不思議な事を探すのを諦めると言うのですか?」
ただ、それでも、この娘を不必要に落ち込ませても仕方が有りませんか。そう思い、少し挑発するような台詞を口にする俺。
それに、この程度の台詞ぐらいなら問題はないでしょう。
「そんな事、有る訳ないじゃない!」
案の定、反骨心と反発の籠った視線と、妙に強い霊力の乗った台詞で答える美少女。
……って言うか、この台詞。まるで、言霊に近い霊力が籠っているような気がするのですが……、俺の気のせいなのでしょうか。
もし、先ほどの台詞に言霊が籠められて居たとするのなら、彼女はこれから先も、不思議な事を探し続ける事と成る運命を自らに課したと言う事と成ります。
もしかすると、これは、少しマズイ事を言った可能性も有るような気がするのですが……。
彼女の未来の一部を、先ほどの俺の不用意な一言が決定して仕舞った可能性が――――――――。
……いや、まさか、自分の運命を言霊で簡単に制御して仕舞うようなウカツな言霊能力者が存在する訳は有りませんか。
「そうしたら、少し、面白い事を話してやろうかな」
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