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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
思わぬ再会
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耳にしたのだが、ウェンディと付き合っているのか?」

「ああ。」

「そうか。よかった。」

ジェラールは笑顔でそう言ってくれた。

「ちゃんとウェンディにも会ってくれよ。
 あいつ2年前に自分の親やジェラールに会えなくって、
 俺に辛く当った事もあったからな。」

「それはすまなかった。俺はアニマを探すのに大変だったんだ。」

「そうか。」

俺とジェラールはその後、色々と話をした。






























数分後・・・

「コージ!ここからアニマを感じる!!」

「わかった!!」

俺とジェラールはとある村に先程と同じ様に雲が渦を見つけた。

「ふっ!!」

ジェラールはいくつもの杖をその雲の渦の中心、いわゆる、台風の目かな?
そこへ杖を円状になる様に位置を置いた。

「はあぁっ!!」

ピカァ!!

光が放たれ、その雲の渦は消えた。

「これで大丈夫だ。」

「そうか。いつも、こんなにあるのか?」

「いや・・・今回は何故か多い上に大きさも違う・・・まさか・・・。」

「どうしたんだ?」

ジェラールが何かに気づいている様だが・・・どうしたんだ?

「・・・コージ。」

「何だ?」

「こんな事を言うのも何だが・・・エドラスへ行ってくれないか?」

「え?」

ジェラールの言葉に俺は驚く。

「王はもしかしたら、巨大なアニマを使う可能性がある。」

「巨大アニマ!?」

俺はその言葉に驚く。

「多分、その実験を先程からしているのかもしれん。頼む、止めてくれ。」

ジェラールの初めての頼み・・・でも問題がある・・・。

「どうやって、エドラスへ行けばいいんだ?」

そう、アニマは平行世界。ジェラールはどうやって来たんだ・・・?

「アニマの残痕がある。お前は(エーラ)が使えるんだったな。」

「ああ。」

「アニマの残痕はアニマの近くに必ずある。そこから行ってくれ。それと、これをやる。」

ジェラールは何か小さな丸い飴の様な物を貰った。
青いのが5つ、黄色が3つ、赤っぽいのが1つだった。

「これは?」

「エクスボールだ。もしもの時に作っておいたものだ。
 エドラスへ行けば、魔法は使えなくなる。だがこれを飲めば、エドラスでも魔法が使える。
 青は効き目は1日、黄色は3日、赤は1週間は魔法が使える。」

「ありがとう・・・!」

「それと1つ。」

「?」

「気をつけて行ってくれ、また会おう。」

「・・・わかった!」

「うむ。コージ、あそこにアニマの残痕がある!
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